TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

"Are you ready for Christmas?"

2016-12-18 17:24:15 | カナダ話題
12月に入ると、これが挨拶がわり。

歯医者でも、買い物に行っても、犬の散歩で会う人々も。
なぜなら今の時期が、一年で一番ストレスがたまるときだからだ。


お気に入りのカフェでお昼

クリスマスが楽しみ、なんて言ってるのはガキどもだけ。
大人は、家のウチ・外の飾りつけやらパーティーの準備、贈り物を買ったり包んだり、挨拶状を送ったりで超忙しい。昔と違って飾りは年々派手になり、今はレーザービームだのソーラーで動くサンタとトナカイだの、ディズニーランドのパレードみたいにピッカピカに家も庭も飾り立てる。隣のうちがピカピカだからうちも、と、近所中で競争だ。おとうさんは、た~いへん。


「サンタのおやつ」という名のパイ

パーティーだって、親戚を招待する順番が回ってきた年は主婦は大変。メニューを考えたり客間の準備をしたりで、眠れぬ夜を過ごす。ギフトを送るリストも年々長くなり、50人くらいザラ。ネットで注文するだけでなく、バスツアーを組んで買い物に行く奥さん連中がいる。その支払いも、年々増加している。なんたって今の子供たちは、クッキー一袋なんかじゃ喜ばない。気の利いたハイテク機器でもあげないと、「なんだよ、ジジイ、ケチ!」とか言われちゃうからってんで、孫がかわいいおじいちゃんは大枚はたいて大変だ。

おむかいの紳士は、会うたびに「もうクリスマスなんて、いらない!早く終わって欲しいよ。でないと、寿命が縮む」と、こぼす。普段はバラバラの家族や親せきが集まれば、楽しいどころか喧嘩に始まり喧嘩に終わるし、かといって慣習になってるからお祝いしないわけにいかない。本当は、一人でどっか行って静かに過ごしたいんだそうだ。あ~ね~。


こちらはチョコムース

ウチは変わってるから、クリスマスだからって別に親戚が集まるわけじゃないし、特別なことはしない。ツリーを立てたりはするけど、外壁を秋葉原の電気街みたいにピカピカにしたりしない。眉間にシワを寄せてバタバタ忙しい人々を眺めながら、私達夫婦はお気に入りのカフェでいつものようにのんびりと休日を楽しむ。そして、森へ犬と一緒に散歩に出かける。

世間の喧騒とは逆に、12月は私達にとって静かな冬の日々なのである。


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