TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

老いて得るもの

2015-02-17 08:17:40 | TABIと暮らす日々
最近はどっちを向いても「アンチエイジング」流行り。

年をとることは悪いことだ、とすり込まされてしまいそうだ。
だけど、加齢による変化は決してマイナスとは限らない。

TABIはこのところ耳が遠くなってきた。
前は、玄関にお客様や郵便屋さんが来ると、チャイムを鳴らす前にサッと玄関ドアまで走っていって尻尾振ってウキウキ待っていたものだ。しかしこのごろは、ぐっすり昼寝してるときなどはチャイムが鳴っても起きずにグースカ寝てたりする。

「こいつも年とったな」と、TABIパパ。

だけど、逆にいうとかすかな物音に邪魔されずにいつでもぐっすり眠れるようになったということだ。人間もそうだが、年をとるにつれ熟睡する力がなくなってくる。ちょっとした物音で目が覚めてしまうと、なかなか寝付けない。それだから疲れがとれない。

耳が遠いと、一旦寝付いてしまえば爆睡状態。亡父も、耳が聞こえなくなってからはいつも熟睡してたので、母よりも疲労回復力が強くて元気だったものだ。TABIだって、起きているときはまだ耳が達者で冷蔵庫を開ける音がするとキッチンまで走って来る。

寝ている間、我々の魂は肉体を離れてどこか遠くへ遊びに行っていることがあるという。年をとった動物も、やはり熟睡中は魂がどこかへ行っているので、戻ってくるまで目が覚めないのだと、霊感が強い友人が語っていた。確かに、呼吸する以外は全く死んだように眠っている様子を見ると、魂はどこかへ遊びに行ってるんじゃないかと思えるときがある。

We are such stuff as dreams are made on,
and our little life is rounded with a sleep.


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