TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Eight Below

2007-04-24 16:31:12 | インポート
ディズニーの、「南極物語」のリメイク。

まあディズニーにありがちの「んなわけねーだろ」事件の連続は期待どおり
だったが、犬がかわいいからつい観ちゃうんだよね。私が知りたかったのは、
このディズニー版では犬を置いておく理由を何にしたかったか、ということ。

南極物語は実話で、犬をつないだまま置き去りにしたという点を諸外国から
酷評された。今回はそういった批判を受けないよう、しかも家族で楽しめる
映画として金が儲かるよう、ディズニーは慎重にのっぴきならない理由を
選ばなければならなかったはずである。

映画を観て、「なるほどね」

いつもよその国の映画やアニメ、童話のパクリばっかやって知らん顔のディズニー
だが、今回は殊勝にもエンドクレジットで「南極物語」に触れている。
エライ、っつーか、さすがに今回はしらばっくれるわけにいかなかったんだろう。

それにしても、犬はけなげだ。
極地探検では、いつも犬は最後に犠牲になった。犬ごと帰国する金などないから、
銃殺だ。有名な探険家たちの栄光も、こうした犬たちの犠牲の上にある。
イラクに送られる軍用犬も、二度と祖国を見ることはない。ハンドラーが
帰国する際には、「処分」だからだ。いつの時代も、人間の輝かしい栄誉の
裏に、累々と重なる動物たちの屍が続く。


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