TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

エキスパートの条件

2004-05-27 01:50:17 | インポート
世に「エキスパート」と呼ばれる人は多いが、その条件とはなんぞや?

たとえば、アジリティのエキスパート。
Budがおもしろい指摘をしている。「その1、デキる犬を手に入れること。
その2、デカイ大会(Nationalとか、International)に出場すること。」
もちろん、彼独特の皮肉であるが。

いまの流れは全くそのとおりだ。
速い犬でビシバシ走り、大会で優秀な成績を納めれば「エキスパート」と呼ばれ
各地でセミナーしてまわる。そんな輩の多いこと。
だが、彼らは本当にエキスパートなのか?

そーゆー「エキスパート」に共通しているのは、どいつもこいつもgung hoな
犬を所有していることだ。だから彼らのセミナーでは、そーゆー犬をいかに
コントロールするか、そればっかりが焦点となる。裏を返すと、自分の犬と
違うタイプの犬をどう走らせるかは、「エキスパート」さんたちには全くわかんない。
モティべーションをあげろだの、出走までクレートに隔離しろだのピントの
はずれたことしかアドバイスできない。あげくの果ては、「ボーダーコリーの
子犬を新しく手に入れて、訓練しなおしたら」なんて真顔で言うやつも。

経験が足りないのだ。
大会で優勝したから、テレビに何度か出たからエキスパートと呼ばれているが、
その実績が単なる偶然の重なりである可能性もある。もちろん努力は認めるが、
本当にエキスパートなのだと言い張るなら、バセットハウンドで勝負してみろよ。
ボーダーコリーじゃなく。アジは全犬種競技なんだからね。

大きな大会に出ない名もないエキスパートはたくさんいる。
そういう方になら、セミナー料を払っても教えを請いたいと思う。


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