TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

Noと言い切る能力

2014-06-16 13:04:39 | カナダ話題
日本人には苦手な分野だが、カナダに住むには必須の能力。

昨日の夕方、夫と一緒に夕食の支度をしていたら玄関のベルが鳴った。出ると、いつも犬の散歩で会う犬友達。孫のいる60代女性で、離婚して一人暮らし。息子とその家族が車で三十分ほどの町に住んでいる。今年12歳の大型雑種犬を飼っている。

「あたし姉たちと一緒に三週間ほど旅行に出るんだけど、うちの犬をお宅で預かってもらいたいの」

またか!
実は半年くらい前も、その犬を預かったことがあった。その時は三日間だけだったが、電話で呼び出されて彼女のうちへ行ったらいきなり鍵を渡され、「旅行に出るからうちの犬と猫の世話してもらいたいの。これ、うちの鍵。犬のエサはここ、猫のエサはここ。何かあったら携帯にかけてね。じゃ、フェリーの時間があるから」と強引に押し付けて車で去ってしまった。

今回も高飛車なものいいで、当然こちらが折れると思っているらしい。「自分の息子に頼めば?」と言えば、「あの子もいろいろ忙しいのよ。子供連れてキャンプに行きたいって言ってるし」だって。うちの夫が出てきて、「そんな長い期間、責任持てない」と言ってくれ、いろいろ抵抗したが「なんとか都合つけてよ。じゃ、明日また来るから」と去っていった。

カナダ人によくある、無責任で横暴な態度。
でも、こんなとんでもない話は引き受けられない。そこで、きっちり断ることに決めた。ちょっと頭の中でリハーサルしてから(笑)、彼女に電話をかけ、「うちでは世話ができません」とビシッと断った。

始めは無言だったが、私の態度が変わらないとさとって最後には渋々納得。あ~、良かった。でも、こういう強引な相手にNOと言い切るのは、全くもって疲れる。


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