TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

犬と子供

2016-04-14 14:29:56 | 犬話題
私は基本的に、人間の子供は信用しない。

が、今日は「へえ~」と感心することがあったので記録する。
例の居候わんことTABIを連れて、夫婦で夕方の散歩に出たときのこと。

居候わんこは犬や他の動物に対して全く社交性がなく、攻撃的なので、散歩では常に周囲に注意を払いながら歩かなければならない。TABIに対してだけは特別で、めったに攻撃をしかけることはない。が、今日は近所を歩いていたところ、一頭のジャックラッセルが飼い主宅の玄関から飛び出してきた。

居候わんこと小競り合い。すぐに私達が止めたので、双方とも怪我はなかった。ジャックの飼い主である十歳くらいの女の子が、リードを持ってすぐに駆けて来たので、私がジャックをつかまえて首輪をつけ、リードをつけた。

彼女にリードを渡すと、「ごめんなさい、うちの犬が喧嘩をしかけたのが悪いんです」と言う。

私達が連れている居候わんこだって、売られた喧嘩を買ったのだから両成敗だ。が、この女の子は「ううん、うちの犬はいつも生意気だから。私がちゃんと見ていなかったのも悪かった」と謝った。

十歳の少女としては、みあげた言動である。
こういう場面では泣いて騒ぐ子が多いが、彼女は全く落ち着いていて素早い行動に無駄がなく、言葉づかいもまるで大人、っつーか、そのへんの大人よりキチンとしている。驚いたね。この子の父親はちゃらんぽらんで有名だが、彼女自身はそんな親の娘としては奇跡的に、まともな人間に育ちつつある。