TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

遠方より

2012-12-23 12:55:43 | その他
ケーキ来る 悦しからずや

朝、特急便が来たので何かと思ったら、前に住んでたところのお隣さんからの贈り物。箱を開けたら、手作りのフルーツケーキ!



これは彼女オリジナルのレシピで、お酒をしみこませたケーキはしっとりして甘さがくどくなく、長持ちする。直径20センチに満たない小さめのケーキだが、材料はなんと卵1ダース、レーズン6カップ、ドライチェリーを1ポンド、シェリー酒丸々1瓶...などなど、とてもリッチなのだ。

これを彼女は毎年クリスマスの時期になるとたくさん焼いて、箱に詰めてカナダ、アメリカ、イギリスなど世界中の親戚や友達に送っている。みな、このケーキを楽しみにしているらしい。引っ越すときに、彼女は「新しい住所を教えてね。ケーキを焼いて送るから」と言った。社交辞令だと思ったが、本当に送ってくれたのでビックリ。

「真面目に約束守るなんて、日本人みたいだね」と、夫。
「うん、カナダ人じゃないよね」と、私。

彼女はジャマイカからの移民である。
まあカナダには長いんだけど、カナダ生まれと違うのかもしれない。カナダ人は、まず約束を守らない。口約束はもちろんだが、ビジネスでも時間厳守することはない。私はそれに慣れていたので、アメリカで暮らし始めたとき、アメリカ人がちゃんと約束を守るし時間厳守なんでビックリした。国境を越えるとなんでこんなに違うのか、と不思議だった。

それはとにかく、早速ケーキを切り分けていだだく。お酒の香りがして、しっとりと甘くてとても美味しかった。時差を確認して電話を入れたら、「もう届いたの?」とビックリしていた。久しぶりに、底抜けに明るい彼女の声を聞いて元気が出てきたみたい。ありがとう。