TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

書籍のダウンサイズ

2012-12-17 06:52:47 | その他
今日はリサイクルの収集。

私は読書が好きなので、長いカナダ暮らしでかなりの量の本が溜まってしまった。これまでにも知人にあげたり、貸したっきり返ってこなかったり、ガレージセールで売ったり寄付したりしてずいぶん処分はした。しかし、それでも本棚(幅約1メートル、高さ2メートル)四つにびっしり本が詰まっていた。

夫はあまり本は読まないが、それでもマンガのコレクションとかいろんな雑誌を何十年もとってある。

転勤のたびにこの本類を詰めては出し、詰めては出し、は本当に疲れる。また本自体がかなり傷む。そこで、前回の任地では本棚一つ分を整理することに成功。その本棚も寄付し、今残っているのは三つ。

今度は私の提案で、書斎には本棚を一つだけ置くことにした。そして、本当に必要な書籍だけそこに収め、あとは段階的に処分していくことに。そしていずれは、空になった本棚も寄付してしまう予定。

英語やフランス語の本は中古を扱う本屋にひきとってもらったり、慈善団体に寄付したりできる。が、日本語のは残念ながらリサイクルに出すしかない。日本人会などでも本は余ってて引き取り手がないそうで、受け取ってもらえない。日本へ帰国する人からダンボール一箱分の本をもらうことがあるが、これはハッキリ言っていい迷惑。彼らも、どこにも引き取ってもらえないから「日本語の本はなかなか手に入らないでしょ、よかったらこれ」などと体のいいこと言って置いてゆくのだ。

ということで、昨日は手始めにダンボール二箱分の書籍類を整理。
今朝、リサイクルのトラックが来て他のダンボールとともに引き取られていった。

日本で生まれた書籍類が、海を越えてカナダに渡り、最後はカナダ産のゴミとともにリサイクル場へ。まるで日本人移民の一生とその末期を見るようである。まあ末期と言えば、自分たちの最後をどうするかも考えていかなければならない。書籍類だけでなく、所持品のダウンサイズは今後も真剣に対処していく予定である。