TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

救世主よ、いずこ

2012-10-15 12:38:30 | TABIと暮らす日々
夕方、突然TABIがクンクン泣き出した。

窓に張り付いたと思えば玄関へダッシュ、また窓に戻り、玄関へ、の繰り返し。夫の帰宅ならば車庫の自動ドアが開く音がするはずなので、彼ではない。

泣き声はどんどん高くなり、とうとうワンワン吠え出した。
一体何事?と外を見たら、お向かいのご主人が仕事から帰ったらしく、ピックアップ・トラックが停まっている。なるほど!

私が留守にしていた間、おむかいのご夫婦が昼間うちへ来て、自分ちの愛犬と一緒にTABIを散歩につれだしてくれていた。お散歩のあとは、夫が帰宅するまで預かってくれ、TABIはSYDNEYと庭で遊んだりして過ごしていた。だから、TABIは今日もお向かいのご夫婦が連れ出してくれると思っているのだ。

私がいるから、もちろんお向かいさんは来ない。
でも、TABIには事情がわからない。「トラック来たよ!ぼくここにいるのに?!早く遊びにいきたいよ!」と、騒いでいるのだ。しかし外に出したら最後、前の通りを一目散に駆けてお向かいへ行こうとし、車に轢かれてしまうかもしれない。人間の子供とちがって説得することは不可能だし、かわいそうだがあきらめるのを待つしかない。

TABIは、なぜおむかいが来てくれないのか納得できないのでイライラして、タイルの上を駆けずり回ってすべり、ペタン!と平べったく床に伸びてしまう始末。一緒にカウチに座って「今日は来ないよ、またあとで遊びに行こうね」となでてやったが、困ったような顔で見つめるだけ。

そのうち夫が帰ってきたため、おむかいのことはすっかり忘れた模様。
夫にことの顛末を説明したら、「そおかあ、お前は救世主が来るのを待ってたのかあ」とTABIの頭をなでる。ま、明日はきっと大丈夫だろう。