TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

エコ騒ぎ

2009-12-01 14:20:26 | インポート
正体がわかれば「な?んだ」なのだが。

夕方、マスターベッドルームで掃除機をかけていたところ、焦げ臭いニオイ。
木の燃える臭いではなく、ケーブルが焦げたような、プラスティックが溶けた
ようなケミカルなニオイ。すぐに掃除機を止め、電気を消し、寝室の全ての
電化製品を止めた。寝室以外の部屋は全くなんともない。が、一歩寝室へ
入ると頭痛がするほどのひどい悪臭である。掃除機を含め電化製品をチェック
したが、異常はない。

よく鳥やネズミが感電して似たような騒動を起こすことがある。私は電気系統
は全く疎く、下手に触って事を悪化させたくないが、とりあえずできる範囲で
あちこちチェックしてみた。火災報知器は作動しなかったので、煙は出てない。

夫は海外出張中だし、こんなこと近所の人に聞いてもわからないだろうし、
ネットで調べてみた。やっぱ同じような経験してる人がいた!
すると、「消防署に連絡せよ」との回答。彼らならそれが電気系統の異常
なのか、何か火災につながる問題があるかどうか調べられるのだ。そうか、
専門家だもんな。火事になる前に聞いたほうが早い。

911は緊急なので、この地域の消防署の窓口へかけてみると、五分もしないうち
に来てくれた。それも消防車で!サイレンこそ鳴らさなかったが、出てきた
消防隊員はみな火消しの拵えである。「この人達、うちに用事なの?」と、
自分で呼んでおきながら一瞬考えてしまう。TABIはおじさん達になでてもらい
大喜び。

寝室に入ってすぐ、「これじゃないか」と、シーリングファンの電球の一つ
を抜き取って私に見せた。焦げ臭いニオイ!「そうです、これです!」
いわゆるエコ電球なのだが、切れると猛烈なケミカル臭を撒き散らし、人々を
パニックに陥らせるのだそうだ。「最近多いですよ」とのこと。

一応彼らは探知機を使ってあちこち調べてくれたが、異常は全くなかった。
夕食後に同じ州に住む知人に電話で事の顛末を話すと「うちも同じことあったわよ」
やはり彼女も夫と二人で青くなったあげく、消防署に連絡し(消防車が二台
も来たそうだ)、エコ電球のしわざとわかったとか。その時の消防隊の人は
「僕の親戚も同じことあったから、このすごい臭いでピンときた」と言ったそうな。

エコ電球は環境にやさしく長持ちし、電気代の節約になるが、このような
大騒ぎがついてくる。