TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

秋の気配

2008-09-15 07:14:51 | インポート
レイバーデイの連休を利用した競技会から帰宅。

去年も利用した、山の湖畔のキャビンに宿泊。
今回は、アジ仲間三家族で一つの大きな二階建てキャビンを借り、宿泊費
を等分した。大きなキッチン、リビングには暖炉、下には洗濯室もあり、
できれば長期滞在したいくらいの設備である。

当初は犬三頭という話だったが、Lizが犬シッターを見つけられず、二頭を
連れて来たため犬五頭が一緒に生活することに。犬喧嘩など起きたらヤバイ
と思ったが、たいした騒動もなく平和に過ごせたのは僥倖である。

一つ大変だったのは、Lizのオーストラリアン・シェパードが食い意地がはって
いて、ゴミ箱でもなんでも食べ物のにおいのするものは破壊してしまうので、
犬用の餌とかゴミ箱、オヤツの入ったバッグなどは彼の手の届かないところ
へ全て隠さないといけなかったこと。あの子はクローゼットなども開けて
しまうため、予断を許さない。

あいにくの雨のため、予定していたみんなでのハイキングは行けなかったが、
湖畔を犬たちと散歩するなどして楽しかった。もうすでに、山はすっかり秋
の気配である。


ご近所BBQ二回目

2008-09-15 07:06:51 | インポート
雨で延期になったBBQ、今日は快晴なので予定どおり開催。

前回よりずっとたくさんの人が集まった。
この夏の間、引っ越して行った家族あり、新しく来た家族ありでまた顔ぶれ
が全然違う。今度はちゃんと通行止めサインを並べ、通りを遮断して歩行者
天国方式でやったので、車に邪魔されずにすんだ。

「こないだは朝の四時まで続いたらしいよ。うちは早めに退散したけど」と、
お隣のDonが言う。ひえ?、よくそれで朝早くに教会へ行けるものだ。
うちは、今回も夫が翌朝三時起きで出勤なので、早めに帰宅。

アメリカ人というのは仕事もガンガンやるが、夜遊びも本当に真剣にがんばる。
そして、翌日はケロリとして早朝から出勤して仕事なのだ。全く、彼らの
スタミナにはついていけない。


犬の性格って

2008-09-15 06:59:12 | インポート
競技会でとったビデオを編集する。

日曜日のスタンダード、フィニッシュまぎわ、あとジャンプ一つでクリーン!
という土壇場でTABIパパ転倒。「おお?」というギャラリーの声がしっかり
録音されている。

パパは転倒したままTABIに「Go!」と声をかけ、TABIはジャンプしてフィニッシュ。
「うお?」という観衆のどよめきと大喝采。

転倒するまで夫はリアでTABIを送り込んでおり、先を走っていたTABIはパパ
が転んだのに気づいて止まっている。ここでパパの方に駆けつけてしまったら
リフューザルで5点の失点である。しかし、ちょっと振り返ったところで
パパに「Go!」と言われ、一人でフィニッシュ。すぐあと、やはりパパが心配
らしく、すぐ駆けつけて夫の顔をなめるTABI。しかし、このドタバタのため
タイムを若干オーバーしてしまい、Qにならず。

シェルティーなんかだったら、飼い主のことなんか気にせず走り続けてQして
いたことだろう。ゴールデンなら、やはり飼い主のほうが気になって止まって
しまったに違いない。こういう時、犬の性格の違いがハッキリ出る。
こういう状況は、過去数年の競技生活の中で、たくさん見てきた。

これはまあ、個人の好き好きである。
勝負に強い犬と、Qより飼い主のことが心配な犬。私はやはり、飼い主のほう
を気にするやさしい性格の犬のほうが自分に合っている。

ジャッジとしても、こういう状況でどう判断するかでその人の性格(そして
各団体のルールの厳しさ)に違いが出てくる。「ルールはルールだから」と
リフューザルにする人と、情状酌量しておまけしてくれる人と。

カナダでも同じことがあった。朝霜で濡れた芝に滑り、パパ転倒。このときは
TABIはまだスタータークラスで、スピードも出てなかったし、すぐパパのもと
へかけつけて顔をペロペロ。ジャッジはフォルトにしなかった。タイムを
オーバーしたので結局はQしなかったが。

「こういう時のため、犬を障害物フォーカスにするよう訓練している」と
のたまう方々がいるが、どうかねえ。うちはそこまでしてません。


犬の幸せって

2008-09-15 06:31:52 | インポート
競技会から帰宅。

ララミーは、昔日本で一世を風靡したというテレビの「ララミー牧場」の舞台。
私は生まれてないからどれだけ人気があったかわからない。だけど、今の
ララミーもほとんど開拓時代から変ってない田舎で、な?んにもない。
ただ、「犬はつなげ」みたいな法律がないので、どこでもリードなしで自由に
歩かせることができる。野生動物にさえ気をつければいい。古き良き時代の、
西部の田舎である。

さて、今回ははるばるネバダから参加した人々と隣あわせになる。
Melissaはララミーに家を買い、定年退職後はこっちに引っ越して住むのだと
いう。椅子を持ってこなかった私たちに、ピクニック用シートと椅子を貸して
くれた。お友達のMarlaは休暇をとって一緒に来たらしい。

双方とも、いつもは州境を越えてカリフォルニアまで競技に出かけるそうだ。
あそこはアジリティ熱が高くて、毎週のように競技会があるもんね。
クラスやセミナーも、同様に加州まで出かけているという。

そのせいか、彼女たちはカリフォルニアの競技者独特の、非常に勝負に厳しく
犬にも厳しい態度が明らかである。Qが全て、タイトルが全て、みたいな。
Qしなかったときは犬はクレートに直行。Qしたときは、特別のご褒美を食べ
させてあげる。「こうすることで、犬は反省し、うまくいったときは美味しい
オヤツが待っていると理解するから」だそう。

そうだろうか?
ま、彼女たちのトレーナー(この世界で有名な人たち)がそう教えるから、
そのとおりにやっているのだろうが。犬にはよくわかんないと思うよ、その
違い。飼い主が喜んでいるのと、怒っているのの違いはよくわかっても、
「なぜなのか?」ってのはサッパリわかんないと思う。だってアジリティの
ルールなんて、犬にとっては摩訶不思議で理屈に合わないことばかりだもの。
「ああ、自分はコンタクトをミスしたから、オヤツをもらえずクレートに
閉じ込められているのか。次回はちゃんとやらなくちゃ」なんて考えてる
犬はいないよ。

まあどっちにしろ、犬は飼い主と遊べるのがうれしいんだからね。
あちこち連れていってもらえて、それはそれで幸せなのかも。


Take me out to the Ball Game

2008-09-15 05:43:31 | インポート
今朝は、建築費が日本円にして数億円のお宅にお邪魔。

とにかくデカイ。
自家用飛行機の格納庫や滑走路こそなかったが(飛行場がすぐ近くだから、
別に自分ちの庭に停めなくてもいいわけだ)、駐車スペースからして半端
ではない。

デザインはイタリア貴族の小邸宅がテーマだそうで、インテリアは全てプロ
が担当。キッチンだけでも普通の家が一軒すっぽり入ってしまう広さ。
そして、「シェフの部屋」がキッチンに併設されている。おかかえのシェフが
休憩したり、パーティーのメニューを考えたり、事務を執ったりするための
部屋である。ベースメントにはもちろん、ワイン数百本が収まるワインセラー。
セラーといっても、倉庫のように広く、テイスティング用のバーまである。

ま、「へえ?、ほお?」の連続なのだが、住みたいとは思わない。冗談ではなく
本当に、私はこの家の中で迷子になってしまった。GPSがなくては自分の部屋
にたどりつけないようでは、困る。

さて、夕方は野球観戦。
今日は特別に、地元チームの開催するBark in the Parkイベントがあり、ペット
の犬を連れていける。もちろん椅子のあるとこじゃなく、外野側の芝に座って
の観戦だが。

入り口にはスポンサーのペット店などがタダで福袋を配っており、ウンチ袋
やクッキー、フリスビーなどたくさんいただく。晩夏の夕刻、沈む太陽を
眺めながら、飼い主と犬とがくつろいで野球観戦。

「ファールボールをとるぞ」といきごんで、TABIパパはマイ・グローブを持参。
そして、七回に相手チームが打った球をジャンプキャッチ!あちこちから
「すごい!うまいぞ?」「外野手と交代してプレーしたら」などと喝采を
もらう。グローブに納まったパシフィックリーグの公式ボールは、おみやげ。

それにしても、ここに集まったペット犬たちは肥満傾向が高い。
いつもはシェイプされたアジリティ犬を見慣れているせいか、丸太のように
太ってゼイゼイしてる犬たちが目だってしょうがない。しかも、まだ年齢的に
トシというほどでないのに、老化している。うちの獣医さんがいつも「TABI
は筋肉が発達していて、体が若いわね?」と感心するが、あながちお世辞
ばかりではないみたいだ。今年9歳だが、白髪はないしスリムで敏捷だ。

夜も暮れ、楽しかった野球観戦を終えて帰っていく人々と犬たち。
幸せな夏の一日を、決して忘れない。