TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

幸せな最期

2008-02-06 12:17:19 | インポート
アジリティ犬の訃報。

飼い主とボールの持ってこいで遊んでいて、口にボールをくわえたまま倒れ
そのまま息を引き取ったという。レトリバーらしい逝き方である。

名前を見て驚いたのだが、この犬は今回の競技会のジャッジが飼っている犬
であった。正確に言うと彼の妻の犬で、彼らは夫婦でアジをやっている
夫唱婦随タイプ。夫の方はジャッジのためこっちに来ていたが、妻は家に
犬たちとともに残っていた。犬が死んだのは、日曜日、ちょうど競技の最中
だったらしい。ジャッジの様子は全く変らなかったから、きっと妻のほうは
気を利かせて競技会が終了するまで夫に知らせなかったのだろう。

犬は老いていたとはいえ寝込んでたわけではなく、ボールで遊ぶほど元気が
あった。出掛けに「行って来るよ」と挨拶したのが最後となった。
人の良さそうなジャッジであるから、その心境を思うと胸が痛む。

しかし、幸せな最期ではないか。
病気で苦しみ抜いて弱っていく姿を見るのは、つらい。突然の別れは寂しいが、
犬は大好きなボールで遊んでいる最中に逝ったのである。真に健康な動物は、
このような最期を迎えるのではないだろうか。