TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

ところ変われば

2005-12-27 17:40:18 | インポート
今年はサンタを追跡する側になるという、おもしろい体験をした。

だけどクリスマスにサンタがいっしょくたになっているのは世界でもアメリカ
カナダとか、あとなんでもアメリカの真似をする日本などくらいなのだ。
「イブの夜にサンタが贈り物を持ってくる」という話は全くの商業主義から
来たもので、本来宗教的行事であるクリスマスとは関係ない。
モデルとなったセント・ニコラスは赤い装束なんて着なかったし、あれは
コカコーラが宣伝に始めたサンタの衣装が最初とか。

イタリアでは1月の公現日に魔女が良い子におもちゃを持ってくることに
なってるそうだし、スペインではやはり公現日に、こちらはなんと東方の
三賢人がおもちゃを持ってくるという。サンタの出番はなさそうだ。
それにイスラム教徒とか仏教徒とかクリスマスを祝わないところじゃあ、
イブもへったくれもないだろうし、「サンタは世界中の子供たちに…」という
話はごく限られた場所で信じられているといってもいい。

こういう事情をガキが知ったら、「な?んだ、やっぱサンタなんていないんだ」
と気がつくだろう。親はどう言い訳するのか?「いいえ、サンタは差別主義で、
信じる子供しか勘定にいれてないのよ」とか?

日本なんか、昔から民間に知られていてルックスもサンタに似ている布袋様とか
をギフト戦略に組み込んで、布袋様があのでかい袋におもちゃを入れて貧しい
家庭の子供に配って回る、とかなんとか捏造すればおもしろかったのに。
なんかそれじゃあ、ねずみ小僧次郎吉っぽいが(爆)

ま、それはともかく。
今年はうちのサンタは一部商品の発注が遅れ、イブに間に合わなかった。
カードにも課金されていないので、正月過ぎになるだろう。
TABIは、早めにプレゼントが届いてホクホク顔だ。果報者め。