TABI天使日記

天使になったカナダのアジリティ犬と、ママ・パパの日常

SARS Hype ? smoke screenとしてのSARS

2003-05-13 09:09:18 | インポート
SARSがsmoke screen(煙幕)として使われた、というのは欧米のジャーナリスト
の間では前から話題になっていた。

現実に起きている事件から一般大衆の目をそらすためにsmoke screenを使う
ことは、昔から権力者の常套手段だった。イラク戦争と時期をほぼ同じくして
このhoaxが始まったことからして、この指摘は当たっているといえる。
例えばこのような↓シナリオ
http://www.nomorefakenews.com/archives/archiveview.php?key=319
http://www.nomorefakenews.com/archives/archiveview.php?key=354
http://sarsscam.com/

まあ私が属している欧米のMLでも、去年アメリカで天然痘がらみのscamがあったとき
すでに、こんなインチキ伝染病騒ぎが近い将来起こるだろう、と予想してた。
だから、メンバーでSARSデマを本気にしたやつは皆無だった。
しかし、ほとんどの一般大衆はニュースを頭から信じてしまった。
これはオーソン・ウェルズの「Mars Attack」を彷彿とさせる。

1938年のハロウィーン、ウェルズはラジオの生放送中に、臨時ニュースの形で
「火星人が襲来し、あちこちの都市が攻撃を受けている」といった緊迫した原稿を
読み上げた。あまりに臨場感があったため、聴衆は本気にして全米でパニック。
火星人をやっつけるため武器を持って集まった人々も出た。
そんなバカな、と思うが一般大衆というのはだまされやすいというのが定説だし
50年以上前はもっと人々が素直だったのだろう。

今回一連のSARS報道を見ていると、マインド・コントロールのオペレーション
としても、SARSは大成功だったのではないかと思う。
smoke screenとしての役割はもうほぼ終わったため、このホラ話もそろそろ
店じまいをするだろう。そして来年の今頃は、「SARS?ああ、そういえばそんな
ものがあったわねえ」と、思い出話に変わってしまうだろう。
石油危機時のトイレットペーパー騒ぎみたいなものだ。

マスクや殺菌剤を買いに走った皆様、ご苦労さまでした。