たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

名方

2020-10-23 09:40:24 | 神社と災害

 

***** 神社と災害 No.54 *****

中央構造線を示す地図を検索している最中、

「名方(なかた)」という地名が

記されている画像を発見しました。

阿蘇・伊勢・諏訪・鹿島など地名と共に、

なぜ「名方」という少々聞きなれない

地名がピックアップされているのかと、

訝しく思いながら調べを進めて行きますと、

なかなかにマニア心を刺激する

示唆を受け取った次第です。

 

ちなみに、「名方」といいますのは、

阿波国(徳島県)の国府が置かれていた場所で、

現在の徳島市の大部分が「名方」に属し、

今も名東郡・名西郡などにその名残が見られます。

一説に、タケミナカタの「ナカタ」とは、

阿波の名方郡に由来する名称とも言われており、

長野の諏訪大社は建御名方命を祀る阿波の

「多祁御奈刀弥神社(たけみなとじんじゃ)」

から移遷されたという説もあるのだとか……。

 

真偽のほどはともかくとして、

四国(主に徳島)の中央構造線上には、

この多祁御奈刀弥神社を始め、

「一の宮」を主張する複数の神社が

鎮座しているという事実に、

ガゼン興味が湧いてまいりました。

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