今は昔 バカ山とチンネ左稜線を登っていた。
稜線と名前が下についているが、素晴らしい岩峰である。
トップで攀じる、凄まじい高度感、喉がヒリヒリ乾く。
僅かな岩の割れ目に薄いハーケンを打つ。 コンコンコンっとハンマーでハーケンの頭を叩く。よーし入った。
今度はハンマーを振り上げ強く叩く カーン、カーン、キンキン ビーンっと鳴く。 よく効いたハーケンは歌うのだ。
バカ山「お、今のは効いたな。落っこちてもそこで止まるぜ。」 セコンドのバカ山の声が響いた。
「こんな所で落ちないよ~。」落ちてたまるか! と、また一歩這い上がる。 そんな思い出のチンネで遺体が見つかった。
そして50m下、白骨死体を発見! う~ん 呼ばれたかな? 私を見つけて。と言っていたのかも・・・・・・・・・・・・
※27日午前、北アルプス・剱岳で男性の遺体が見つかり、警察は行方不明になっている鹿児島県の男性の可能性も含めて身元を調べています。また男性が見つかった場所の近くで白骨化した人の骨のようなものもみつかり、警察があわせて調べています。 上市警察署によりますと、27日午前8時50分ごろ、剱岳の標高およそ2700メートルのチンネ周辺で岩場で横になっている男性を県の消防防災ヘリ「とやま」が見つけて収容しました。 また、男性の遺体を収容中におよそ50メートル下った場所で人の骨のようなものが見つかりました。 既に白骨化していてほぼ全身の骨があり、年齢や性別、いつごろ死亡したかなどはわかっていません。警察が調べを進めています。
謎だ?
たがじょ様からお写真お借りしました。m(__)m
右の岩峰がチンネ 左はクレオパトラニードル 終了点に付いたら雷雲が、急いで三ノ窓のベースに逃げ帰る。
8/27 2020