新型インフルエンザ拡大のUK、政府がなりふり構わぬおふれを出しています。
旅するな、人ごみ行くな、妊娠するな!
なにやら、パターナリズムを地でゆくような、どこの独裁国家の話かいなと一瞬思いますが、民主主義発祥の地のお話です。
英国政府の出す、なりふり構わぬおふれは「臣民よ、新型インフルエンザがおさまるまで子づくりは待つのじゃ(and even advising women to delay getting pregnant until the virus subsides)」なんてものまで。
独裁国家じゃなくて、一応民主主義国家ですから、国中喧々囂々です。
「これまで政府のやり方がユルかったから、ここまで拡がってしまったじゃないかっ!」と議会で追及する議員(ついでに日本や中国を見習えっ!と叫んでくれたら極上座布団差し上げるのですが(笑))がいるかと思えば、人ごみに入らなかったら感染が減るというエビデンスは無いと「エビデンス持ち出し屁理屈」こねる科学者が出る始末。
目をおおうばかりですが、いつもながら、哂う話ではなく他山の石とすべきことです。 エビデンスが確立してないと言って(ひょっとして査読中かもしれないことまで)ダメ出しすることは控えねばと思います。
ソースは7月20日付LAタイムズ↓
http://www.latimes.com/news/nationworld/wire/sns-ap-eu-med-britain-swine-flu-confusion,1,6720639.story
Don't travel, go to crowded places or get pregnant: Critics question British swine flu advice