中南米旅行記再開で~す♪
ということで、久しぶりの中南米編の登場に,今日は『本日の徒然』はオヤスミいたしまして、
さっそく前回の続きから、始めます。
薄れまくっている記憶を取り戻す、前回の記事はこちら↓
旅は2010年1月 前回の記事『ウロス島観光』
2010年1月31日
浮島ウロス島観光後、船に揺られ見えてきたのは人口約4000人の『アマンタニ島』。
この日の宿は決まってなくて、船に同乗していた乗客に
『今日泊まるところ決まっていないなら、私のところへ泊まりにおいでよ。』
と言われ、そのままついて行くことに。
もちろん、スペイン語の話せるミンヤが通訳です。
アマンタニ島には、宿=ホテルなるものはないので、島民の家に泊まる民宿になります。
プーノの港で支払った『ツアー料金(2010年1月 30ソル)』なるものは、船代(のみ)です。
各島に上陸費用(ウロス島 5ソル)や、宿泊費用は込みではないので、これから行かれる方はご注意くださいね。
プーノから、ウロス島、アマンタニ島、タキーレ島を回り再びプーノへ戻る金額は、当時のレートに換算して、
1ソル 約37円 30ソル 約1110円。
船に同乗していた日本人男子も
『僕、一人だから不安なんで、一緒に行っても良いですか???』と、
一緒に行動を共にすることになり、このまま宿に向います。
標高富士山よりも高い場所だと思うんだけど、心配していた高山病の症状もなく、
島から見るティティカカ湖と、とっても近くに感じる(曇り)空。
現実に、地に足ついて旅している今、
『ガイドブック』でしか知ることの出来なかった異国の地が、目の前に広がり、
空を見上げ、まるで眠りについて見る『夢の中』の事のように感じる瞬間が、一瞬体中に流れる。
今宵宿泊する家はとても可愛くて、各部屋のドアの高さが低くいことにはしゃいじゃいます。
写真じゃ、わかんない???
身長157センチぽっちゃり体系の、
伝わったかな?
ペイントも各部屋違ってて、かわいい。
部屋で寛いでいると、家のご主人ロムオさんが呼んでいるので、呼ばれた部屋に入ると、
そこには、ご飯の準備がしてありました。
キッチン&ダイニング。
パパ(ロムオさん)のような普段着ではなく、私たちをもてなしてくれている民族衣装姿のママン。
『あっ! パパってさっき船着場で出迎えてくれてた人だ!』
私たちの乗った船の操縦士さん2人いて、一人はパパの息子(長男)さんでした。
実は、若い船頭さんだなぁ~って
スープにはキヌア(通販でよく耳にする『NASA注目食材』?)が入っていて、とってもおいしい。
英語がまったく話せないパパと私。
食卓では、ミンヤの通訳に助けられ、話が弾みます。
30代独身の私とミンヤに対して、パパは驚きの表情。
『なぜ一人で旅してるんだ?!』
『家族はいないのか?! 友達は? 付き合ってる人もいないのか???』
30歳を過ぎて結婚していない私たちに、納得できないようすです。
私も、パパの気持ち、わからんではないんですけどね。
何せ、相手がいてませんので。。。
親世代のひと昔前なら、確かにこの年で独身ってきびしいですが、今は良いか悪いかこんな時代でございます。
この後話は、『カンフー』の話題になり、パパの発する謎の言葉『コンコン』に、
ミンヤが戸惑って、
『え~、【コンコン】って何語???
私スペイン語ちょっとしかわからないから、パパの言ってる意味がわからないぃ。』
と。
(ミンヤは謙遜して『ちょっと』って言うけれど、日常会話が成り立つレベル!)
パパ連呼『コンコン カンフー ブルース・リー コンコン』
ミンヤはスペイン語のミニ辞書を引き、私も【指差し会話長】の語彙を調べたら、見つからず。
『コンコン』って何じゃー!!!
ってなった後、二人で考えて。。。。。。。
もしかして、
【コンコン】って、
香港!!?。
そう! ホンコン
パパの『コンコン』は『ホンコン』でした。
パパのとっても嬉しそうな顔と、なぜだか達成感のある私たちが発する『ホンコン』。
アマンタニ島では、以前中国から留学生が訪問していて、その時に『ブルース・リーの映画』を島民に上映したそうです。
島民みんなとっても『おもしろい!』って、カンフー映画に感動したそうです。
プーノの町に比べて、とっても素朴な島の暮らし。
島には電柱と電線があるけれど、電気は通っておらず、夜の照明は太陽光発電の裸電球。
パパに、私の住む町の写真を見せたら、切ない表情になっちゃってます。
なんとなく気の毒に気遣ってくれる感じの、
『ん~ん。。。』
なぜかしらん???
私の住む町の、あまりにものどかな山々と田畑の風景が、予想外だったんですね。。。
(『俺の住むこの島とたいして変わらないじゃないか。』と思ったのでございましょう。 パパそれ正解!)
過疎化街道まっしぐらの田舎町に住む、独身アラサーが南米に憧れて、意を決して来ちゃいましたが何か???
息子のアブラン君、私に向ける眼差しがチョコット優しくなった気がするのは気のせいでしょうか?
軽い食事の後、島をアブラン君がガイドしてくれます。
島の頂上へ、どんどん向います。
インカ時代の名残。
標高高いので、ゆっくりゆっくり歩みを進め、
肌寒い気温の中、テンション上げて行きます。
島の頂上到着。
頂上には、プレ・インカ時代の遺跡があり、今でも神聖な場所として
年に1度の祭りの日以外、遺跡内に入ることは許されていません。
遺跡前の、ティティカカ湖を見下ろせる場所で、しばし休憩。
ガイドのアブランは、ほんとにかわいくて、頼もしい。
日が陰ってくると、気温がグッと下がり、
暗くなる前に、家路を急ぎます。