青森・酸ケ湯で積雪558センチ、最強寒波…入試影響も
過去最高の積雪記録を更新した青森市・酸ケ湯=25日午前
北日本に入り込んだ今世紀最強クラスの寒気の影響で、東北各地は25日も大雪が続いた。青森県の八甲田山に近い温泉地、青森市酸(す)ケ(か)湯(ゆ)では午後7時、積雪が558センチに及び、国内史上最高記録を更新した。交通網も混乱し、この日スタートした国公立大2次試験を直撃、各大学は開始時間を遅らせるなど、雪の影響が広がっている。
「5・5メートルまで測れる雨量計が雪に埋もれた。こんなことは初めて」。青森地方気象台の担当者も酸ケ湯の“豪雪ぶり”には驚きを隠せない。5・5メートルといえば、およそ2階建ての民家の高さに相当。一般の歩道橋(高さ4・7メートル)が埋没する深さだ。
酸ケ湯は標高890メートル、青森市の南方にそびえる八甲田山系の西側に位置し、北西からの季節風が吹き付ける地形が特徴。明治35年には雪中行軍演習中の旧日本陸軍が八甲田山で遭難し、多数の死傷者が出た。
「例年と比べて雪は多いが、降り積もるたびにショベルカーなどで除雪している。温泉客に迷惑はかけられない」と語るのは、温泉旅館「酸ケ湯温泉」フロント係の大西卓爾さん(44)。同温泉は周囲に民家もない“秘境”ながら、古くから湯治場として知られ、週末となればスキー客ら約200人が訪れる。
この日は観光客らが猛吹雪の中、膝まである雪をかき分けながら駐車場を歩き、雪で埋まった車をスコップで掘り起こしていた。
今月3日以降は1日の最高気温が0度を下回る真冬日が継続。さらに15日以降の日照時間はわずか約1時間にとどまり、降り積もった雪が解けない状況が記録更新につながった。
■受験生も直撃
気象庁によると、この日は青森県弘前市で153センチ▽岩手県西和賀町湯田で279センチ-など各地で過去最高の積雪量を更新。青森市や弘前市は豪雪災害対策本部を設置し、不要不急の外出をしないよう異例の呼びかけを行うなどした。
JR東日本によると、大雪の影響で、山形新幹線は25日午前から上下線で運休が相次ぎ、在来線では奥羽本線が米沢-庭坂駅間の上下線で終日運転を見合わせるなどした。
東北大(仙台市)は午前10時からの外国語の試験を1時間遅らせた。弘前大(弘前市)は試験開始時間を30分繰り下げ、会場に来られない受験生を対象に27日に追試験を実施することを決定した。
(2013.2.25 20:23 MSN産経ニュース)
ニュースが伝えるように、青森地方を含めて、北国では、
それぞれに、とても厳しい冬になっている。
除雪対策費は、億単位で、計上されているもので、
追加予算が、さらに億単位で計上されている。
そして、同じように、北国に暮らす人々にとっての、
毎日の除雪作業は、厳しいものではないだろうか?
たとえば、ネット上には、地熱利用低コスト融雪の関連サイトや、
地熱ヒートパイプ融雪システム、の関連サイトを見つけることができる。
また、平成21年度に行われた『あおもり市民100人委員会』の記録が、
青森市の公式ホームページに掲載されている。
一方、ネット上には、エネルギー開発振興課による、
平成23年3月度の『青森県のエネルギー総合対策』の紹介がある。
2年前の対策でもあり、雪が夏場における冷却のための貴重な資源である、
もしくは、水源である、などの捉え方は、採用されていないようだ。
先に紹介した、『あおもり市民100人委員会』には、参考になる内容があるものであり、
今後は、近隣の大学などで、より多くの専門的な研究も進められることが、
望まれるのではないだろうか?
過去最高の積雪記録を更新した青森市・酸ケ湯=25日午前
北日本に入り込んだ今世紀最強クラスの寒気の影響で、東北各地は25日も大雪が続いた。青森県の八甲田山に近い温泉地、青森市酸(す)ケ(か)湯(ゆ)では午後7時、積雪が558センチに及び、国内史上最高記録を更新した。交通網も混乱し、この日スタートした国公立大2次試験を直撃、各大学は開始時間を遅らせるなど、雪の影響が広がっている。
「5・5メートルまで測れる雨量計が雪に埋もれた。こんなことは初めて」。青森地方気象台の担当者も酸ケ湯の“豪雪ぶり”には驚きを隠せない。5・5メートルといえば、およそ2階建ての民家の高さに相当。一般の歩道橋(高さ4・7メートル)が埋没する深さだ。
酸ケ湯は標高890メートル、青森市の南方にそびえる八甲田山系の西側に位置し、北西からの季節風が吹き付ける地形が特徴。明治35年には雪中行軍演習中の旧日本陸軍が八甲田山で遭難し、多数の死傷者が出た。
「例年と比べて雪は多いが、降り積もるたびにショベルカーなどで除雪している。温泉客に迷惑はかけられない」と語るのは、温泉旅館「酸ケ湯温泉」フロント係の大西卓爾さん(44)。同温泉は周囲に民家もない“秘境”ながら、古くから湯治場として知られ、週末となればスキー客ら約200人が訪れる。
この日は観光客らが猛吹雪の中、膝まである雪をかき分けながら駐車場を歩き、雪で埋まった車をスコップで掘り起こしていた。
今月3日以降は1日の最高気温が0度を下回る真冬日が継続。さらに15日以降の日照時間はわずか約1時間にとどまり、降り積もった雪が解けない状況が記録更新につながった。
■受験生も直撃
気象庁によると、この日は青森県弘前市で153センチ▽岩手県西和賀町湯田で279センチ-など各地で過去最高の積雪量を更新。青森市や弘前市は豪雪災害対策本部を設置し、不要不急の外出をしないよう異例の呼びかけを行うなどした。
JR東日本によると、大雪の影響で、山形新幹線は25日午前から上下線で運休が相次ぎ、在来線では奥羽本線が米沢-庭坂駅間の上下線で終日運転を見合わせるなどした。
東北大(仙台市)は午前10時からの外国語の試験を1時間遅らせた。弘前大(弘前市)は試験開始時間を30分繰り下げ、会場に来られない受験生を対象に27日に追試験を実施することを決定した。
(2013.2.25 20:23 MSN産経ニュース)
ニュースが伝えるように、青森地方を含めて、北国では、
それぞれに、とても厳しい冬になっている。
除雪対策費は、億単位で、計上されているもので、
追加予算が、さらに億単位で計上されている。
そして、同じように、北国に暮らす人々にとっての、
毎日の除雪作業は、厳しいものではないだろうか?
たとえば、ネット上には、地熱利用低コスト融雪の関連サイトや、
地熱ヒートパイプ融雪システム、の関連サイトを見つけることができる。
また、平成21年度に行われた『あおもり市民100人委員会』の記録が、
青森市の公式ホームページに掲載されている。
一方、ネット上には、エネルギー開発振興課による、
平成23年3月度の『青森県のエネルギー総合対策』の紹介がある。
2年前の対策でもあり、雪が夏場における冷却のための貴重な資源である、
もしくは、水源である、などの捉え方は、採用されていないようだ。
先に紹介した、『あおもり市民100人委員会』には、参考になる内容があるものであり、
今後は、近隣の大学などで、より多くの専門的な研究も進められることが、
望まれるのではないだろうか?