治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

凡医療群の謎

2020-01-24 13:38:55 | 日記
さて、どっとこむで連載中、ブルーさんのアンチ考察に対するお返事ブログです。
今回のブルーさんの記事はこちら



今回ブルーさんは、医師とか心理士とかSTとかなんとかかんとか、とにかくそういう資格を持って(主として匿名で)ツイッター活動を行っている人たちの「いちゃもん」を分析してくれています。反医療ダー、栄養療法ブームへのいちゃもん、そして標準医療ダーの三点に突っ込んでくれていますね。そして匿名の凡医療軍団が嫌っているのは「花風社クラスタがあるものにイエスといい、あるものにノーを言ったからだ」と看破しています。

私は炎上のたびに何かを拾うわけですが、NEURO期凡ST関連炎上でつけた知恵は「医療業界には底辺がたくさんいて、そいつらが匿名で憂さ晴らししていて、だいたいが不勉強である」という知識です。花風社にひどいいちゃもんをつけていると必ず特定情報持ってくる人がいますので、それで身元がばれてみたら「なんだ、絶対消費者として選ばない程度の医療従事者じゃん」ということがわかったわけです。

この体験を生かしてどっとこむでは
・保護者はハンドル推奨(これは、将来障害があったことを開示するかどうかの判断はお子さんに権利があるため保護者は名前を出さないことを推奨している)。
・成人当事者は自分で判断(藤家さんのように最初から親御さんに理解があるケースもあればニキさんのように親バレを防ぎたい人もいる。その他成人は自分で社会生活を構築しているので判断はそれぞれ行うべし)。

と二者にはハンドルを許可しているのに対し医療従事者に対しては
・実名、あるいは浅見が所属と実名を知っていること

を参加の条件としています。
みんながブログを愛読している児童精神科医のなおちゅん先生も私は実名と所属を存じ上げている。その他の医療関係者の皆様も同じ。

またyoyoyoさんのように凡STや閑古鳥底辺出身校ドクターより(少なくとも我々消費者目線で言うと)一万倍くらいステータスが高いと思われる医療関係者もいらっしゃいますが、保護者として参加されているのでもちろんハンドル推奨です。

そのyoyoyoさんはこうおっしゃっていますが



私が凡医療軍団を見て心からびっくりするのは、彼らが知識をアップデートする気が全くないことです。

「学歴自慢」とか言われたけど、私があそこで出身校を出したのはyoyoyoさんが看破していたとおりの理由ですが、そもそも低学力とは学力が低いことを指すのではない。たいして調べもせずに堂々と物を言うことです。

それを座波さんは「防衛機制」「悪しき反射」と教えてくれたわけですが、だとしたら彼らは何かを恐れているわけで、それがなんだか私にはわからなかった。

でもブルーさんの記事を読んで「そうか。結果として私を含む花風社クラスタが彼らを選ばなかったから怒っていたのだ」とわかったというわけです。

でもね、選ぶのは消費者でしょ?
彼らは「花風社の本読んだことない自慢」をよくする。
読んだことのない人が一生懸命けなしている、というのも第三者から見ると判断材料なんだけど、その自覚があるのかないのか読んだことない自慢をしている。

それに引き換え花風社クラスタの皆さんは一度は凡医療を頼ったんですよね。
その結果として、(あんまり)頼らないことを選んだ。

私は『NEURO』にも書いたし先日大阪でもしゃべったけど、国家資格保持者が診断をつける権利を有しているのは合理的だって言ってますよね。だからみんな病院行くのはわかる。支援の入り口だもんね。でもその待ち時間に家で身体アプローチ実践してたら治っちゃうかもしれないけど。そして医者が言う「一生治りません」は信じなくていいよ、と言っているだけ。

じゃあなんで凡医群が「一生治りません」というかというと、知識がアップデートされていないから。

ところが知識をアップデートしている人たちもいるわけです。
そういう人たちを私たちは当てにしている。
発達障害は治ることがわかってきた。けど治すのは医療じゃないとわかってきた。自分だとわかってきた。「自分で治しなさい」とその治し方を教えてくれる先生たちの知見が本になってる。それを私たちは次々読んで実践しているわけです。そうすると凡医療群はたしかにいらないわ。

この「たしかにいらない」って言うときでも私たちは、彼らの失業とか滅亡とかを願っているわけではないですよね。「私たちはいらないけどどっかに需要があるんじゃない? だから彼らを必要とする人たちの間で仕事してくれればいい。うちはいらない」って思っていると思います。違う?

だけどね、もともと不安の強い人たちだから(だからこそしじゅう匿名でツイッターで文句言ってるんだろうし)「凡医療を選ばない一群」の存在自体がとても脅威なんだと思いますね。

でもさ
知識をアップデートしない専門職
みんな、必要?

たとえばさっきまでゲラを読んでましたけど、「あ、ここに”発達の”の三文字を足した方がいいかな?」と思ったらそれを赤ペンで入れて、写メして、愛甲さんにメールするわけです。「ここ入れていいですか?」ってね。

愛甲さんは売れっ子心理士で、フリーランスなのに週五日スケジュールぎっしり+週末も個人営業ですから、電話つながらない時間帯も多い。でもメールしておけば都合のいい時間にお返事くださる。

でも私がこの世界に入った30年以上前はこうはいかなかった。
手書き原稿に校正記号つけて入稿していたんですから。
三文字赤を入れるのにじっと著者の帰宅を待ってたかもしれない。

手書き原稿の時代を経て、「フロッピー入稿始めます」とか言って、みんなワープロ(古)買わされて、何が始まるのかとガタガタ震えてたりしたね。

ところが今はゲラも一日で出てきちゃう。宅配便もいらない。ダウンロード用のURLが送られてきてそれをみんな同時に見ているんです。

ところが「自分たちの習った知識では水溶性ビタミンが~」みたいな人、おまけに千何百円の本も読まずにそれ言っている凡医療クラスタを見ていると、未だにフロッピー入稿に怯えている人みたいに見える。

一方で着々と知識をアップデートして、外から持ってきた知識でも(藤川先生の場合)、他業種の人に学びながらでも(神田橋先生の場合)、「患者が自分で治す方法」を惜しみなく提供してくださる先生たちもいる。

そしてこっちから見ると凡医療群とこの治す先生たちは段違いなので、同じ職業の人にすら見えないんだけど、彼らは彼らの中で「結果の差が出る」のがいやなんだろうな。だからあからさまに治す先生たちを選ぶ私たちが嫌いなんでしょうね~。

そして大先生たちにしろ、栗本さんみたいなおっさんにしろ、モチベーションがあるよね。
「自分で治す方法をみんなに教えてあげたい」というモチベーション。

ところが凡医療群はそのモチベーションがないよね。
やってるのは自分たちが知っていることとの答え合わせだけ。
えんえんと昔の知識との答え合わせをしている。
不思議なことに、今治らないとされているものでも治してあげたいというモチベーションがない。

大先生たち及び栗本さんとかにはそれがあるのよね。

じゃあなんで治すのにそれほど興味がない人たちが医療に入っていったかは不思議。
「金がほしい」はまだわかる。
身体の大きい子が相撲部屋に入って親にラクをさせたい、っていうのとあまり違わないような気がする。

でもコメディカルの場合には経済的な特権も医者ほどないようだから
だったらいったい何が医療に入る動機なんだろう?

と考えたとき

市場原理を避けられる

っていうのは大きな理由になりうるので

だとしたら花風社も花風社クラスタも大嫌いだろうなあ

と思いました。

今回はこんな感じ。

でもブルーさんのおかげで私も色々見えてきた。
4月4日の無料読書会でお話しします。

ではでは。



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