治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

支援者の人間性(以下略)

2011-07-28 06:15:30 | 日記
さて、以前読者の方から
「そらパパをTwitterにスパム通報したほうがいいのではないか」とご忠告を受けたことがある。
なんでも私のついーとを執拗に拾っているらしい。

見に行ったら見事なコレクションであった。
この人は私のファンなのかしらと思ったものだ。

熱心だね~と指摘したら私のついーとは拾わなくなったが(あるいはどっか別の場所に保管しているのかも)
その代わり私の悪口をコレクションに熱心だ。
誰がどんなことを言っているのかあそこに行くとてっとり早くていい。

先日もこんなの見つけた。


まあその前後も読むと、大変口汚いが
この人は自分の仕事をつつみかくしていないので察するに臨床心理士で
どっかの地方で巡回相談なんて乗っているらしいですよ。

私は別に支援者という人々に幻想を抱いていないので、幻滅もしないけど
自分が頼りにしている先生がこういう発言を陰でしているとわかったら、がっかりする人もいるかもね。

でもこの程度のもんです。

だからね、やっぱり支援者に全面的に頼りきるのはだめ。
支援者の受容と一般社会の受容はレベルが違うからね。
支援者=一般社会では、ありえないのです。

で、私は答えることにした。

<ついーと>
私はね、人の持っているエネルギーって基本的に一定だと思う。正のエネルギー量が多い人は負に向かったときのエネルギー量も多い。私が山岸の件で色々考え仕事に転換してきたのは事実だけど、癒しは拒んでいない。RT @Basil1127: なんか、ルサンチマンをエネルギーにしないといい仕事で

これはまあ、私が自分自身に関して思うことです。
そんなはずれていないって、私の周囲にいる人なら思うんじゃないのかしら。

そして私が山岸の件で傷ついたことは確かだけど、それを癒そうとしていることは確かだけど
その癒しはどこから来るかというと

<ついーと>
でもね、その癒しは奴が有罪になってもたらされものじゃない。支援者たちが大本営発表をやめて、触法行動に真っ正面から取り組む体制を作ったとき、私は初めて癒されるだろう。当時、JDDにも介入を頼んだけど断られた。事件の報道には抗議するが起きた事件は放置 @Basil1127

そうそう。
JDDは当時、事件報道のとき診断名が同時に報道されることに対し、マスコミに意見していました。
おお、だったら事件になりそうな当事者には未然に介入してくれるかも。
そう期待した私が浅はかでした。
「寄り集まり団体でありそういう体制ができていない」のだそうです。

寄り集まり団体でも、報道を規制するほうには一致団結するらしい。
でも報道されそうなことをやらかしている当事者への介入はできないということですね。

ほほお。見事なダブスタ。

と思いました。

支援者という人々の浮世離れした感覚に気づき始めていたころです。

杉山先生の新刊には虐待の話がいっぱい載っていますが
父に虐待された子どもは、父だけではなく手をこまねいて傍観していた母も恨むようになるそうです。
まあその感覚に近いものがあるかな。私の「支援者一般」への不信感は。

もちろん例外もいらっしゃいますよ。
神田橋先生、長沼先生、岩永先生、愛甲先生という一緒に仕事をしてきた方々は言うに及ばず
地域支援でも瀧澤さんとか
そういう問題が起きたときに一方的に世間のせいにしない支援者はたくさんいるし、そういう人たちは私も信用しています。

今後も花風社が本を出す著者の中に専門家がいるとしたら
そういう方々だと思っていただいて間違いありません。
そういう人の本しか、私は作りません。

だってね
一方的に世間に求めてばかりいるのって、全然解決に結びつかないでしょ。
支援者ごと理不尽な要求しているように見えますよ、世間から見ると。

私は少なくとも、自分の貴重なエネルギーを、社会に寄与するほうに役立てたいです。
だから被害者意識たっぷりの、被害者としてしか当事者を想定しない支援者とは一緒に仕事をしない。
今後も。
本当の意味で当事者を平等に見ている専門家としか仕事をしない。
こうやって生まれる本たちに、どのくらいの需要があるかは知りません。なければこの世界を去るだけのことです。

さて呼びかけの続き。

<ついーと>
そういう体制でいる限り、社会との共存は無理。その体制が改革されたとき、私は癒されるでしょう。だからそういう主張を続けるけど、それが受け入れられないのなら、あっさりこの世界を去りますよ。選択するのは私ではなく皆さんだからね。@Basil1127

で、最後に一言安心させようと言ってあげました。

<ついーと>
。@Basil1127 ちなみに、君の発言に気づいたのは藤居がお気に入りにしてたからであって、君に粘着してるわけじゃない。それと、粘着って貶し言葉だとも思ってない。何かを成し遂げるには粘着しないとね。弱みは強みの裏にある。どうせまた長沼先生の本読んでるだろうからわかるでしょ。

そうなのよ。
粘着って別にけなし言葉じゃないよね。
ていうかもっと粘着すればいいのに。支援者は支援に。保護者は療育に。
当事者は社会参加に。

それと
ブツクサ言いながら本を読んでいる人は多いのよね~。
この人がそうかどうかは知らないよ。でも少なくとも以前は花風社の本全部持っているとか言っていたし
神田橋先生の本も発売当時は意見が今とは違ったようで
その後仲間と歩調をあわせるためにこれだけ神田橋先生のことを口汚く言い始めた。
こういう人って意外と多くて、それを見ると私は支援者も保護者も
「みんな違ってみんないい」なんて本当には信じてないんじゃないかと思うんだけどね。
結局内輪で仲間はずれにならないよう、わりと汲々とする。
その姿が見てていやだから、
あのとき「祭り」に乗っかった人とは永遠に仲良くするつもりないわけだが。

そういえばこの人は、大地君のブログも見たがったりしたなあ。
陰でこそこそ言ってるの知ってたからパスワード出さなかったけどさ。
まあある種、仕事熱心と言えなくもない。だから長沼先生の本は読むの我慢できないんじゃないかしらと思ったわけです。すぐにでも相談に役立つし。
まあそれがプロなんじゃないの? 

でもね、山岸の件に戻るけど
先日なんか女の人が見も知らぬ女の人を殺す事件が起きたでしょ。
誤った思い込みで、一方的に恨みを募らせて。
私が当時、一番恐れていたのはああいうパターンですね。

で、リサーチしたんですけどね。大丈夫そうだった。
理由は・・・

<ついーと>
でも内山医師には一つだけ感謝していることがある。山岸が物理的に暴力に及ぶタイプかどうかを調べたとき、ある人が言った。ある場所へ内山医師と2ショットで現れた姿を見る限り、薬の副作用で身体を自由に動かせる状態ではない、と。過剰処方乙。


昨日私は、山岸の強制捜査と聴取に当たった刑事さんにも同じ質問をしました。
山岸は私を物理的に襲う可能性がある人物かどうか。

「その可能性はない」との答えでした。
理由が上記のものかどうか知りません。

でも一応ここに書いておきますね。

保険です。万が一何かあったときの。
まあ山岸自身は今、ネットに接続できる状況にないようですが
それでも何かしらの抑止力になることを願ってね。

私が支援者の人々に潔く認めてもらいたいのは
「自閉症者は全員が天使ではない。極端な思い込みと社会性のなさが悪く出てしまうこともある。
権利擁護と同時に、その人たちの教育も仕事である」
ときちんと認識してもらいたいということです。

そうじゃない支援は片肺でしょ。

<ついーと>
そうだし、そういう問題が起きる可能性から目を背けて被害者意識だけ育てる支援者は無能。RT @consensive: 「二十日鼠と人間」のレニーは加害者か被害者か?立場によってどちらでもあるけれど、やった事の責任は取らなくちゃねえ。 RT:@asamijunko …私は発達

こういうことなんですよ。
当事者の中に被害者意識を育てる支援者は、信用していません。

イラストは山岸が「浅見淳子は三人いる」と言ったのに画伯が触発されて描いた「あさみギドラ」です。
前も使ったけど、画伯、またノーギャラで使ってごめん。
でも発注してないよね。


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2 コメント

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活かそう!読みました (リボン)
2011-07-28 22:57:17
あまり本文と関係なくて申し訳ないのですが…活かそう!発達障害脳読みました。
長男(5歳)長女(3歳)共に発達障害っ子(そして私はADHD人です☆)で、発達障害に関する本は他にも色々読んできたのですが、こういう本を待っていました!
時々子守をお願いしている両親にも早速薦めたら、同様の反応で、なぜか私が満足しました☆
一家でにわか脳みそオタクになっています(笑)
次回作も期待しています!
ありがとうございます! (浅見淳子)
2011-07-29 05:47:21
リボンさん、ようこそ!
本を気に入っていただきありがとうございます。ご両親の件も、うれしいです。きっとリボンさんやお子さん達を見ていて実感するところが大きいのでしょう。
長沼先生は今後も色々構想を持たれているようです。そのうち詳しく伺えるかもしれません。
また気が向いたら遊びにきてくださいね!