治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
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自閉症者によるストーキング行為

2012-07-23 06:38:22 | 日記
昨日、お相撲の途中に知った。
私もお世話になった団体が、当事者によるストーカー被害にあっているらしい。

本当にね。社会に受け入れてほしいと望むのなら、こういうことはやめてほしいです。
よくそれを自覚してくださいよ、ASDの皆さん。
障害があるからって、他人に迷惑かけていいってカンチガイしないでね。

そしてそういう人をやめさせるのが支援団体の役目だと思うのですけれど
そういう方向に走らず、仲人口をきき、都合の悪い情報は押さえようとするのなら
それは支援団体じゃなく圧力団体ですよ。
逆に言うと被害にあうと、支援団体のふりをした圧力団体は死んだふりしかしないので
刑事事件化を視野に入れた対応が望まれます。被害者側にはね。

自閉症の人がストーキング行為に走るのにはいくつか系譜がある。
そのうちまとめようと思うけど、今日はそのメモ代わりみたいなエントリね。

一つのパターンは
自分の想像力のゆがみから、勝手な疑問を抱き
それを相手にぶつけ、答えてもらえないと不当だと思って大騒ぎする、というもの。
YTはこの系統。別に診断ついていないんだろうけど、猿烏賊にも多いよね。
自分の弱い心をなだめてもらいたいとこちらにぶつけてくるのよね。

もう一つは、ニキさんも今度の本で触れているけど
「自分にとって心地よい世界」と「いい世界」の混同。
つまり、人が皆自分と同じ価値観を持っていると思っていて、そうじゃない振舞いをする人が許せないわけです。
YTももちろんこれはあった。そして診断ついてないんだろうけど、ベムが千葉県の発達障害支援センターに送ったメールなんかはその思考回路の典型よね。

でもね、善意の場合もあるの。
自分の気持ちの押し付けね。
それを解決した経験、ひとつお話します。

うちの熱心な読者で、ずっと
「ニキマウスの絵が気持ち悪い」って言い続けてきた人がいるの。「だからやめたほうがいい」とうちに熱心にアドバイスしてくれるの。
その人の言い方を聞いていると、ああ、本当に善意で言ってくれてるんだな、と思った。
そして、自分の気持ちを全員が共有しているに違いない、っていう素朴な思い込みからして
きっと当事者なんだろうな、と思った。
何度か言ってこられたので、最後に説明しました。

1 ○○さんは嫌いなのかもしれないけど、あのキャラが好きな人もいます。何よりニキさんご自身は気に入っています。
2 ○○さんの言うとおりに私が使うのをやめることはできないこと。なぜなら本に投資しているのは私で、それはまったくの自己責任なのだから、○○さんのアドバイスどおりに本を作って売れなくなっても○○さんのせいにはできません。だから最終的な判断は私がして、責任も取ります。

そうしたらとても丁重に「わかりやすく説明していただいてありがとうございました」と言われました。

有害なストーキングに走ってしまう人も、善意を押し付けてしまう人も、根っこはおんなじっていう気がするんですよ。
だから有害なストーキング行為も、やっぱり放っておいてはいけないと思います。

こういうこと書くと、また騒ぐ人いそうですけど
ある問題はきちんと明るみに出していくほうが共存への近道だと思いますので
一応書いておきますね。

被害者にも加害者にもなってほしくないから
この本作ったわけですし。

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2 コメント

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自己責任 (やす)
2012-07-23 07:11:55
 行為障害には、自己責任を取らさせるのが大原則と、私は考えます。
 よほど病的でない限り、責任能力は認められると思います。
 「自閉症スペクトラム障害」は免罪符ではありません。たとえ「家事をする引きこもり」であったとしても。
私が裁判を起こした理由 (浅見淳子)
2012-07-24 06:43:49
やすさん、ようこそ。
私が自閉症の人を民事刑事で訴えた理由もそこにあります。責任能力があるということを証明しようと。
検察でもそう言いました。これを起訴するかどうかは今後自閉症の世界に大きな影響を与えるのだと。
家事をする引きこもりでも、法を犯せばしょっぴかれますね。当たり前のことです。人間だから。
またお越しくださいませ。

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