治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

教師の専門性

2010-10-28 09:44:04 | 日記
特別支援教育が(制度のうえでは)かなり行き渡ってきた。

もっとも、まだ支援級とかのリソースが乏しいところもあるようだけど。

桃ちゃんママ(「大丈夫、すくすくのびたよ自閉っ子」著者 竹島尚子さん)から話を聞いていると
本当に小さいうちから修行をしていてよかったなと思う。
地域リソースに限りがあって、普通級にいるらしい。

普通級しか与えられない環境で
なんとか乗り切っているのは
小さいときから修行をしてきたからだ。

でもまあ、制度としての支援級は行き渡ってきたみたいだ。

それでも、「教師に専門性がない」という話はよく聞く。

私もこの数年、方々に呼んでいただいて、たくさんの先生と知己を得た。

専門性のある先生とない先生がいた。

教師の専門性ってなんだろう?

どうやって専門性が継承されるのだろう?

ずっと考えていた。

特殊教育(特別支援教育)とかの免許を持っていること?

大学の研究室にいた経験?

留学経験?

こういうものがあると、一瞬親御さんは安心したりする。

そしてその後、がっかりしたりする。

私は当然、栗林先生にもきいた。

「教師の専門性ってなんですか? それはどう継承されるのですか?」

答えてくださった。

ただ答えになったのはそのときの答えだけではない、もちろん。

お酒を飲んだ。雑談を交わした。
そしてたくさんのヒントが得られた。
これまで出会った専門性のある先生達の姿がよみがえってきた。

だから、教えてくださったのは栗林先生だけじゃないと思います。

今までに出会った専門性のある先生方。
専門性のない先生方。
文句を言っていた親御さんたち。
その方たち全員が教えてくださったのだと思います。

そして今、私には確信ができました。

教師の専門性というのはどういうものか。

それはどう継承されていくのか。

つまんない揚げ足取りされるといやなのでここには書きません。

ひとつだけヒント。

自腹を切れる人だな。

盛岡冷麺キティちゃんです。夫の学会出張土産。

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