治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

ニキさんの捜査協力

2011-04-14 06:41:30 | 日記
さて、山岸の事件に関しては
すでにニキさんも調書を作ってハンコを捺しています。
少し前のこと。
二人で警察に行ってきました。

今回ニキさんは被害者ではありますが(何しろ存在を否定されていたんだからね)
告訴人ではありません。
告訴人は私たち夫婦。
ニキさんは警察に協力する一市民です。

刑事さんは事前に「うまくいくだろうか」と心配していらっしゃいましたが
私はこの刑事さんは大丈夫だろうと思っていました。
ただ、障害特性に配慮して
私の立会いは許可していただきました。

で、当日立ち会って思ったこと。

やっぱり自閉症の人は、司法の場では大変だと思います。
微妙にコミュニケーションすれ違います。
ニキさんは今回、加害者として取調べられるのではなく
協力する一市民として丁重な扱いを受けています。
空間の設定から何から、条件の許す限り最大限配慮されています。
それでもところどころ、すれ違いがあったのでした。

だから本当に
自閉症の人は悪いことをしないほうがいいです。
私が刑事さんに再三申し上げているのはそこです。
今後同じようなことをする人が出てこないように
きっちりやってください、と。
私はいつ自閉症の世界を去ってもいいのです。
これを置き土産にしたっていいのです、と。

なにしろ

=====
1 他人に関する未確認の情報を書き
2 それが当たってない場合
3 法的措置を取られるリスクがあります

ここでは実は「2」がとても大事。
=====

これを自閉症の世界の人は、当事者支援者ともに実感していないので
山岸をきっちり罰して前例を作っておかなければ
本当にこれから大変だと思います。
だからきっちりやってください、と。

で、昨日刑事さんはご来社くださいました。
用事が何かというと
山岸が最近拡散している藤居学のURLについてのお問い合わせでした。

この藤居学というのは山岸の別名か?
だとしたら余罪?

みたいな流れでしたが、私のほうから
別人物だと教えて差し上げました。
そして、そこにあった大地君の本を見せ
最初の一ページを見せて
これにねじれた被害者意識を持ったのがそもそも始まりだと告げました。

そしてその後も攻撃は続いたこと。
周囲に悪乗りする連中がいたこと。
それに対し「訴える」と言ったことを脅しと受け取って周囲ともども大騒ぎしたこと
でも

=====
1 他人に関する未確認の情報を書き
2 それが当たってない場合
3 法的措置を取られるリスクがあります

ここでは実は「2」がとても大事。
=====

なので
これだけのことを書いた相手に訴訟を起こすよと警告するのは別に脅しでもなんでもないと私は判断しているといいました。

刑事さんももちろん同意見でした。
司法のプロ、取り締まる側ですからね。

さて、ニキさんの話に戻ります。

私がしみじみ実感したのは
自閉症の特性を持つ人は司法の場で不利だということ。
だから、ニキさんのようによき市民として協力するにはいいですが
絶対に加害者側に回らないほうがいいです。

そしてそのためには予防が大事。
でも自閉症周辺の人たちには予防意識が希薄かもしれないと思います。

=====
1 他人に関する未確認の情報を書き
2 それが当たってない場合
3 法的措置を取られるリスクがあります

ここでは実は「2」がとても大事。
=====

ということをASD当事者も、支援者も、いえいえ保護者さえ知らず
「脅しだ!」と大騒ぎするのですから。

さて、また刑事さんに新たな宿題をいただいています。

資料をそろえなきゃ。

去年の秋ごろ(大地君の二冊目の本が出た頃ね)
自閉症協会の掲示板で浅見バッシングの大騒ぎがあり(ベムとかもまじってたね)
私は別にあの場を世論と見なしていないので、「相変わらず管理人は放置か」と思いながら放っておいたら
どこかの地方支部からの「みっともない」という抗議で消されたみたいですが

あのログとってある方いませんよね?

いたらいただきたいんですが。

いなかったら「ああいうことがあった」という事実だけ刑事さんにお知らせします。
そういう情報を集めるように言われていますので。中に山岸が入っているかもしれないしね。
本当に必要な情報だと思えば
おそらく刑事さんから自閉症協会にアクセスがあるでしょう。
捜査権がありますから、そのほうが話が早い。

自浄能力がある業界なら
司法の立ち寄りは必要ありませんけどね。

まあ私は最後までやります。

ここに書いてあるのはウソではありませんよ。
刑事さんはすでにここのURLもご存知ですからね。
私が「もう隠すのはやめよう」と判断したのは
二度と山岸や藤居のような例が、ベムや沼地やごんぼほったのような例が出てほしくないからです。
自分の妄想を書き散らし、言論の自由をはきちがえて法的リスクを犯すような自閉っ子親がいたら自閉っ子が不憫です。
名大病院の吉川徹のように、一部の保護者と悪乗りする医者が出てきてほしくないからです。
知らないうちに法を犯し
ASDのお子さんを残して塀の中とかシャレになんないでしょ?
それにはまず、

=====
1 他人に関する未確認の情報を書き
2 それが当たってない場合
3 法的措置を取られるリスクがあります

ここでは実は「2」がとても大事。
=====

っていうことを徹底的に覚えないとね。
じゃないとお子さんに教育もできないし
お子さんの将来までリスクにさらしますよ。
そしてニキさんの捜査協力現場を見る限り
自閉症の人は捜査では不利ですよ。お子さんには、「他人に関するウソは書かない」と徹底的に教えたほうがいいです。警察沙汰を避けるために。

さて
レア物の韓国キティちゃんです。
韓国旅行にいらした読者の方からいただきました。ごっちゃんです!


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