治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

治った自閉っ子はいい子になる

2018-07-14 09:30:28 | 日記
先日、自閉症が治った中学生のいる親御さんが「学校で息子の友だちのお母さんに会ったら挨拶され感謝された」とつぶやいていらっしゃるのをみて、そうそうそう、と思いました。
治った自閉っ子って、すごくいい子になるんですよね。
友だちのお母さんが「うちの子とつきあってくれてありがとう」と感謝してしまうような、そういう感じになります。

心身苦しかったときには自分を傷つけ、そして周囲を困らせていた繊細さやなんかが、他人に役立つ方に向くんです。
これも治った子をみたことのない人にはわからないと思います。

そうしたら昨日の記事に対し、心理士の373さんがつけてくださったコメントに対するいぬこさんのお返事。

=====

373さまへ (いぬこ)
2018-07-13 18:58:58
ただのよく頑張ってる生徒
の重みを解ってくださり、ありがたいです。

治ると才能が個性が無くなる、別人になる等の
言われ方をよくよくされますが、
絶対それは有り得ないのです。身一つだから。

親なら、性格の良さ、才能は充分幼子時から
解っていました。
ただ、バランスが悪い、身体が
思うように全然ついていってないなぁと。

あれ程悩んだ、本人が一番辛かった
気が逸れる、集中力の無さ、支度が遅い…は

バランス良く周りを見れ、やるべき事に集中、
支度も人並み。遅れを取らなくなりました。

身体アプローチ、ワンバンキャッチ、色々。。
全て花風社本から娘流にアレンジしただけです。
色々な遊びを開発し、楽しみながらやるうちに
一緒に勉強も芋づる的に引き上がった。
3年生辺りまで漢字も算数も大変厳しいもの
でした。中学受験に合格とは想像できなかった。

絵画は小さな頃からある程度の評価なりに
(弱視が治ってタッチは変わりましたが)
更に豊かなものに。
敏感な味覚は見事なもので中学生の今、
あらゆる調理にトライして、助かるどころか
母の料理の腕前、身が引き締まる…(汗

土台ができたから、ただ頑張る…何事にも頑張れる身体と脳と、幼いなりの経験が身にしっかりと
ついている。
学校の毎日がただ普通に頑張れ、更に目標を持って笑顔でやり抜こうとする姿は眩しいです。

=====

治ると才能や個性がなくなる、はありえないのです。
障害は個性じゃない、とさんざん言われているじゃないですか。
むしろ「この子いいところあるのに心身苦しくてかわいそう」と親が必死に治すと、その持っていたいいところが本人を苦しめず他人に親切にする方に向かうのです。
藤家さんなんかもその例だと思いますが。

なのに自閉っ子の面白いところに萌え、それを保っていてほしいがために本人の苦しみを愛でるその姿を私は「変態」と呼ぶのです。ギョーカイには多いし、不幸なことに負け惜しみから変態に展開する保護者も多いようですね。苦しんでいる人を見て喜ぶのは変態ですよね。健康な人なら健康な人を見て喜ぶはずですから。

治ると特性がいい方に生きる。
これを愛甲さんは「偏りを活かす」と呼んでいます。
それと中学受験に成功したいぬこさんのお子さんが三年生まで学業面一部つらかったということは
ラクになると学習面知的面でも伸びしろが見えてくるといういい例だと思います。

いぬこさんは「欲を言えば10年前に花風社本と出会いたかった」とおっしゃっています。
そして今診断がついたとか、そういう年齢層の人たちはすでに各種の身体アプローチ本が手に入るのです。
中学は自ら受験して、いい環境に学べる子になるかもしれません。

「治して資質を活かす」。
今それが一番わかりやすい本は『脳みそラクラクセラピー』だと思います。
紙でも電子でも出てますよ。
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2 コメント

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Unknown (ねてまて)
2018-07-14 18:28:55
いぬこさんのコメントを読んで。
ありがとうございます、また未来にもう一度言います。
が一番近いかなと。10年後を教えて下さってありがとうございます。最近の読者も続きます!と宣言したい。

村社会には、選択肢がない。
地方出身から見ると現実もそうですよね。

それって、治りません支援と同じ。
選べない。変わらない。辛い。

今のようにネット社会だったら、地元にいたのかな?やっぱり無理だったかも。合わない。

治ったいい子には、村の優等生ではなれないもの。
不登校を治す (そよ風)
2018-07-15 14:33:27
はじめまして、
発達障害で不登校の小学生の母親です。

私は新幹線事件の炎上で御社を知りました。
当時は多くの不登校や発達障害の子を持つ親が「自閉症(不登校)と犯罪は関係ない、報道機関は差別を助長するな」、と発信し、非常に違和感を感じていました。そんな時、浅見社長のツイートが目にとまり、「この方は真っ当なことをおっしゃっている」と夢中で過去のツイートやブログを拝見、今まで信じていた「発達障害は一生治らない」という概念が気持ち良いほどに崩れました。

まず「感覚過敏は治りますか」を買い求め、金魚体操など即実践、試行錯誤で行っていたトランポリンやマッサージも本を参考に改良、今息子はどんどん良くなっています。ゆっくりだった回復&成長が、加速しているのが分かります。
発達障害だって不登校だって、治せるなら治した方が良いに決まってます。エビデンス?興味ありません。「治りました!」「良くなっています!」という皆さんの経験談で十分ではないでしょうか。数千円で息子の人生が根底から好転する可能性があるならばやらない理由がない、私はそう思います。

まだまだ身体性や社会性、学習など課題は山積みですが希望が持てるようになりました。子供の成長、自立、親としてこれ以上の喜びがあるでしょうか。浅見社長の言葉をお借りすると、息子の人生を消化試合にするわけにはいきません。治るかもしれないのに背を向けてこれからの可能性を捨てさせる、「普通に生きたい」を諦めさせる、それが子育てでしょうか?それが支援でしょうか?
わずかでも可能性があるならば、ましてや治った方がいらっしゃるのだからエビデンスなんてどうでもいい。

登校についても学校に戻そうとする自分は間違っているのか、と悩んだ時もありました。ですが今、復学しつつある息子を見てただただ嬉しいという気持ちです。友達と楽しそうにはしゃぐ姿がまた見られ、涙涙です。学校だって行ける方がいい。不登校だって治った方がいいに決まってます。

長々と大変失礼いたしました。
このような本を世に出し広めて下さったこと、心より感謝申し上げます。
またご自身の体験を発信して下さる花風社クラスタの皆様にはいつも励まされております。この場をお借りして御礼申し上げます。

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