治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

「自閉症をわかってほしい」のに

2011-01-26 08:47:35 | 日記
さてさて、ついっ友のebifuraihanさんが「自閉っ子と未来への希望」を読んでくださったようです。
ブログに感想が。

この中でご自分のことをカミングアウトしていますね。

そう、服巻先生の本でインタビュイーになっていただきましたが
それは別に、空から沸いた話ではなく
それまでにアプローチしてくださっていたから
「なるほど、そういう経過で仕事についたのね、ふんふん」とこっちが情報を手に入れることができて
それでインタビューを申し込んだわけです。

で、ご縁ができるASDの方とはだいたいそういう関係であるわけですが
なぜかほぼ100%の確率で
まったく近づいてくることのない人から
当事者として発言する人にはバッシングが起こるわけですね。

「自閉症をわかってほしい」と言いながら
わかるための活動をする当事者に誹謗中傷を浴びせる。
これは症状の一つなんでしょうか。

不思議なのは支援者の人たちが
これをどうにかすべきこととは思っていないようなところかな。

今度の千葉の講演はね
「知的障害のない発達障害と診断されてよかった人別によくなかった人」の話をしようと思います。

そのうちの一つはね
よそのASD者への攻撃を本業としてしまうタイプの人がたまにいることで
これって本当にエネルギーの無駄遣いですね。

まあこれ以外にもたくさん
診断ついてよかった人とよくなかった人の違いはありますけど。

あと、自閉症観とか
対処方法だとか
そういう点で意見が違う人に対する攻撃を本業としてしまうと
かえって診断ついたことが脳みその無駄遣いにつながりますね。

私的に言うと
「自閉っ子、閑居して不善をなす」(ニキさん談)って
こういうことだと思うんです。

ebifuraihanさんもよく「働け」ってつぶやいてますけど
仕事をしてれば、もっと建設的に脳みそ使えるでしょう。
そしてそのほうが健康に近づけると思いますよ。

ちゅん平のケースにしろ
ebifuraihanさんのケースにしろ
私の周囲には健全な社会人生活を送るようになった人が多いわけです。
ebifuraihanさんも『自閉っ子、自立への道を探る』でインタビューを受けていただいた頃と今とでは社会人としての余裕が違う。

その人たちは「完全に立ち直って」から社会に出たんじゃない。
社会の中でこそ、癒されたように私には見えるのです。
社会は教育の仕上げをしてくれるところだからね。

人は人の間でしか癒されない。
私はそう思っています。
コメント   この記事についてブログを書く
« そういえば大笑いされたなあ | トップ | 卑屈なヤツにつける薬はない  »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

日記」カテゴリの最新記事