治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

横浜市林市長の見解を見て「甘い」と思いました

2016-11-24 07:19:35 | 日記
福島から避難してきた小学生へのいじめ(というか恐喝)事件についての林市長の会見を見て、違和感を感じました。
現場と教育委員会の連携がなっていない。その反省と検証と再発防止はもちろん必要なのですが
私がこの事件で腹が立ったのは

・相変わらず学校はさもしい道徳を実践している
・相変わらず教師は一般教養がないし勉強する気もない

ことなんですね。
学校はおおまじめに「多数決は正しい」と思っているんでしょうかね。というか、それにまかせとくと自分がラクちんなんじゃないですかね。だから集団で一人をいじめているときは「いじめられる方にも問題がある」みたいなことを真顔で言いますよね。そうやって「正義」を軽んじて、たとえよくない集団だろうと多数派についた方がトク、あるいは多数派がひどいことをしていようと死んだふりしていた方がトク、という大人がたくさん育ってしまうんですね。

そして相変わらず親も学校も子どもに歴史を教えていないんだなあと思いましたね。
加害者の親もそうだし、周りで見ていた子たちの親もそう。教師もそう。
とくに教師。著しく一般教養を欠いているにもかかわらず、自分は知識人だと思っているのかどうか、やけに勉強しませんよね。
私などは自分が知らないことがいっぱいあるという自覚があるから一生懸命本を読みますが、教師は忙しいを口実に本を読まず、その割にくだらない芸能ネタとかは好きですよね~。

いじめは全国どこでも悪いことですが、これまでの経緯を知ると、東電管内ではとりわけ福島からの避難者をいじめたりしてはいけない。
被害者のお母さまは「なぜ避難してこなければならなかったのか知ってほしい」と発表されていましたが、本当にこの大事なことを誰も子どもたちに教えていないんでしょうか。
福島原発は四十年間首都圏の便利な生活を支えてきてたんですよ。
福島の人たちがリスクをとって、それで首都圏は電気を送ってもらってきたんです。
そういう誰でもが知っている歴史をなぜ改めて教えないのでしょうか。

今になっていじめを糾弾している朝日新聞とかも、あれだけ原発えんがちょ報道をしていてどの面さげてと思います。

怖がりな人は実は卑怯者だという自覚を持ってほしいし、
不勉強は自分だけではなく他人にも迷惑なんだと知ってほしいですね。
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7 コメント

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我が家の経験もふまえて感じた事 (ミネ)
2016-11-24 12:12:40
10年以上前になりますが…
当時小学生だった娘がクラスの数人の女の子達から陰湿ないじめに遭って学校に行けなくなった時、担任だった中年の男性教諭は、きちんと調べもしないで加害者グループの話だけ聞いて、いじめのきっかけは娘のいじめが原因だと決めつけました。

納得できなかったので、学校に行って校長先生の許可を貰って加害児童4人と会って話を聞きました。

結局、首謀者一人が嘘をついて娘が悪者になる様に裏で操っていた事がわかりました。

冷静に一人一人から話を聞けば明らかな事なのに、担任はそれをしませんでした。
校長先生もその方法に問題があると判断してわたしに協力的でした。

長男も小学生の時に暴力と恐喝まがいの被害に遭いました。
この時も学校に行って担任の手落ちと加害児童の嘘を明らかにしました。

学校の先生は社会を知りません。
一般的には「おかしい」と思える事でも普通の感覚に麻痺しているのか、大した事じゃない。と言って真剣に取り合ってくれません。

プールの授業中に教室に置いてあった娘と数人の女児の下着が盗まれた時も
「警察に被害届を出して欲しい」
と頼んだ複数の保護者に対して校長先生は否定的な意見でした。
挙げ句の果てに言った言葉が
「鉛筆がなくなった位で一々警察に届けないのと一緒です」
と、女児の下着と鉛筆の紛失を同レベルに考えている事に憤りを感じました。

どんな理由であってもいじめは悪だ。
と周知させないと、酷い目にあって自殺という最悪の結果も招きかねません。

今回の横浜の事は被害児童が死なずにいてくれた事は不幸中の幸いですが、とても根深く、全国で避難生活をしている福島の方々の生活が脅かされている事の氷山の一角かも知れません。

もしかしたら、どこかで同じ様な被害を受けている人達がいるかも知れません。
教育関係者は自校にそういう児童生徒が在籍しているのなら、直ちにしっかりと調査して、子ども達を守って欲しいです。

我が子は親であるわたしに話してくれたので、直ぐに動いて何とか解決しましたが、親にも言えずに苦しんでいる子達もたくさんいると思いますので、そこら辺もうまく聞き出して助けてあげて欲しいです。

いじめはされる側は全然悪くありません。
いじめる側が悪く、そちらに問題があるのです。
そこの所をハッキリさせておかないと、いじめの被害者が声をあげられないと思いました。
Unknown (Unknown)
2016-11-25 00:27:25
初めてのコメントです。不慣れで読みにくいところもあると思いますが、ご容赦ください。
福島いじめ、原発避難者いじめは横浜に限らず未だにあるだろうと感じています。あの衝撃的な爆発と近隣住民の避難を報じるニュース映像、まさか知らない大人はいないはずですし、家も土地も仕事も何もかも手放して避難した人がもらう賠償金にどんな意味があるのか、少し考えればわかるはず。でも意識的にか無神経にか、賠償金が出たことを「得した」みたいに思う輩がいるのですね。
実家近くに避難者家族が住むようになったと話す親の、何気ない会話にもそれはありました。決していじめるつもりなど無い、気軽な会話の中に出てくるのです。言われる相手がそれを聞いてどう思うかということについては、とんと無頓着なのです。その避難者家族や、福島出身の夫を慮り、私は実親の無神経さを咎めたものです。
このようなことは、きっとどこにでも起きうること。恐喝だってきっと調べればもっと出てくるかもしれない。だからこそ「生きるときめた」生徒さんの勇気は素晴らしいと思うし、全国方々に避難している人にも、このニュースは勇気を与えたのではないでしょうか。
学校にも行政にももっと想像力を持って、避難者対応にあたってほしいです。
さもしさ (浅見淳子)
2016-11-25 06:41:09
ミネさん、ようこそ。
よく「教員は世界が狭い」と言われますが、多かれ少なかれ、みんな世界が狭いと思うのです。私だってそうです。とくに発達障害を手掛ける前は、私は首都圏の文化しか知りませんでした。それぞれの世界の狭さがあると思うのです。
だけど学校のやり方がなにかと「さもしい」と思うのは、正しさを追求しないのですね。いじめはいじめられる方が悪いに決まっており、鉛筆だろうと女児の下着だろうと盗みは悪いことに決まっており、ましてや女児の下着となるとさらに重大な事件につながる恐れがあり・・・みたいなことを「まあまあまあ」で納めようとする。そのあたりに私は「さもしさ」を感じてしまうのです。

この国の病理は、「全体の利益より身内の利益を優先させて全体の利益を損ねることに罪悪感を感じない大人があまりに多い」ことで、ギョーカイ繁栄のため治そうとしない発達障害ギョーカイもその最たるものだと思っていますが、そもそも人育ての学校がこうなのだからここから始まっているのだと思っています。
そういうくだらん人間が教育にも福祉にも多いからこそ、ミネさんのように本気になって必死に子どもを守る必要があるのだと思います。福島から避難されてきたご両親もそうだったには違いないのですがなかなか通じませんでした。でもやり切ってくださったからこそこうやって私たちが考えることができました。

またお越しくださいませ。
他人の金 (浅見淳子)
2016-11-25 06:45:23
他人が労働によらない金を手にするとき、何気なく話題にしてしまう若干うらやましがってしまう、という感情は湧いてしまうのが自然かもしれません。でもそれをあらわにすることは下賤なことです。家族間では心許しあっているのでさほど深刻ではなく口にしてしまうかもしれません。でも子どもはそれを聞いています。

ネット上では小学校も特定されているようです。そして徒歩圏に小学生が豪遊できる場所がたしかにありますね。私が子どものときにはなかったような場所です。そういうところで消費意欲を刺激されたことも背景にあったのだろうなと思いました。
Unknown (ふな)
2016-11-26 02:00:12
不慣れなコメントを載せていただき、恐縮です。
名無しで失礼しました。不慣れの「ふな」で今後はよろしくお願いします。

私にも二人の息子がいます。いつどんなきっかけで、いじめに巻き込まれるか、あるいは誰かをいじめてやしないか、親として常に不安はあります。
発達の心配から、御社の本を少しずつ読み進め、このブログでも少しずつ気づきや学びをいただいています。

横浜のいじめの記事に思わずコメントしてしまいましたが、浅見社長さんのおっしゃる「さもしさ」は、誰もが少しは持っているものだと思います。それをいかに表面に出さずにしまっておけるか、で人の品格が決まるのかなと。
労働によらない言わば予定外の収入は、平時ならプラスアルファとして遊興費用にしてもいいし、日常生活に支障がなければ奢ることがあっても誰も文句は言わないでしょう。もちろん将来のための貯蓄や投資にあてるのも自由でしょう。しかしそれが他人の金であるにもかかわらず、まるで自分のもののように使おうとするのは、さもしさゆえだと思います。
まして賠償金云々で…さもしさの極みではありませんか。さもしさを表面に出すことは恥であると教える大人がいないのですね。

小学生の金銭トラブルを「重大」とは捉えない学校で、一体何が学べるのか非常に疑問です。
発達凹凸の息子に誤解や誤認識をさせないように、家庭で一所懸命工夫をし、わかりやすい言葉を選んで納得させ…。そういう積み重ねを学校、教師、行政が台無しにしていくなんて、たえがたいことです。
日常的に「先生」と呼ばれることから生じるさもしさをしっかり認識してほしい。そしてそれを恥ずべきこととして、子どもたちにもよくよく指導してほしいと思います。
先生と呼ばれる人たちのさもしさ (浅見淳子)
2016-11-26 09:06:33
ふなさん、ようこそ。
さもしさは誰もが持っているものですが、おっしゃるとおり、それを見せないのが品格だと思います。
そしてだからこそ、教育現場の過度な平等主義の前では、さもしさが正当化されてしまうし、学校の教師はそのさもしさを肯定するような道徳を説くのでしょうね。
医者も先生ですが、私はこのギョーカイで、地域で少なからず影響力を持っているであろう医師に「花風社が儲かるのは気に食わない」と言われてびっくりしたことがあります。
なんとさもしい人なのだろうかと思いました。
人に道徳を植え付けるのは、まず第一義的に親だと思います。
さもしさを見せない品格のある人がたくさん育つことを祈っています。
他人の不幸を願うことは不毛です。そのエネルギーを自分の幸せを実現できることに使える人が増えれば、世の中はよくなると思っているからです。
また機会があったらお越しくださいませ。
子どもを守るのが親の役目 (ミネ)
2016-11-26 10:48:33
浅見さん、いつも励ましてくださってありがとうございます。

わたしは自分の子を守るのは親として当然だと思っています。
その方法が時に学校等では喜ばしい事ではないとしても…。

プールの授業中に娘を含む数人の女児の下着が盗まれ時、
警察に被害届を出してキチンと調べて貰おう。
と殆どの親が行動しましたが
「子どもを守りたいので、被害届を出さない」
と言われた方もいました。
それがどうして子どもを守る事になるのか?今でもわかりません。

実はこの時、保護者の中には犯人内部者では?
だから捜査されては困るのでは?
と言われた保護者もいたほどです。

娘はイジメの時にとても傷ついたので「守ってくれない教師に任せられない」という理由で親公認で登校を拒否しました。
娘も心が折れて実際、一ヶ月以上学校に行けませんでした。

その間にわたしが学校に行って、徹底的に調査してもらい娘の潔白が証明されました。
娘はあまりの辛さに当時のいじめの記憶が少しとんでいるそうです。
「だけど、お母さんがわたしの代わりに凄く怒って学校に乗り込んでくれた事はハッキリ覚えている」
と懐かしそうに話してくれます。

学校でいじめ等の問題が起こった時に、親に言う子と言えない子がいます。

息子も娘もわたしに話してくれたから、何とかできましたが、言えない子が自殺してしまう。事が多いのも事実ですね。
それを見聞きするのは悲しくて辛いです。

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