治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

名誉毀損と「治る」 その1

2017-11-29 08:51:56 | 日記
私が「治そう」という路線に走った大きなきっかけは、皆さんよくご存じのとおり私自身が「自閉症者の特性によって」法的被害を受けたことです。
もっともその前から、私自身赤本などを通じて「社会の理解ガー」をやりながら、支援の在り方に疑問を抱いていたのですが。
こんなに本人たちを甘やかし、恨みつらみを言わせておくだけで本当にいいのだろうか?
この人たちを「ありのまま」で受け入れる場所がいったい社会のどこにあるというのだろう?
そういう場所が増えることが、社会のために良いことなのか?
そしてあの事件をきっかけに、支援者たちの無気力を知り、路線を変えたわけです。
出会いがあり、数年経ってひとつのクラスタを形成するに至りました。

そうすると私が「治らないはずの発達障害を治ると言っているいかさま師」だと断じる人たちが出てきました。
私が何かの法律違反をしているのでは、というのがその人たちにとっての希望的観測のようでした。
私は事件化した裁判で、被告がなぜ「浅見は食品を売っている」と言ったのかがわからなかったのですが、健康食品的なものやサプリに至っては消費もあまりしない私にはそもそも、そういう効果のない物品を売って金儲けしている人の存在すら未知でした。
そういう人になぞらえられていたから名誉毀損だったのだ、と私はだいぶ後になって気づきました。
そして裁判で否定された同じ主張をせざるをえないほど、私のやっていることを気に入らない人たちがいるのを知りました。

最初は私の言っていることは暴論だから支持者はできないだろう、と言われました。
いつかは花風社はつぶれる、というのが彼らの希望的観測でした。
ところがどんどん支持者が増え、その人たちの口から「治った」という実感が聞かれるにつれ、今度は「あれは違法だ」と思い込んで集団自己治療をするクラスタが出てきました。そしてどんどん数を減らし、数人規模になりました。

私は今回の本で「罪刑法定主義」について学び、日本では「法律なければ犯罪なし」であることそしてそれは「個人が個人を罰する」ことを禁止するものであること、そして違法なことをやっていない私を違法だと言い募る人がいたらそれは名誉毀損に問えることを知りました。
個人が個人を罰する危険は、自閉症の人にありがちだと思いましたが周辺の人たちにもそのリスクがあるのを知りました。
けれども、私に罪がないのなら、私を罪人であるかのように言う人はリスクを冒している。
そこで観察することにしました。

彼らはなんとか法違反ではないかとかぶつぶつ言っていましたが、どれひとつあてはまらない。と同時に、彼らはとにかく「治る」という考えが邪魔で仕方なくて、それを主張する(と彼らが思っている)私が大嫌いで、私に支持者がいるという事実を受け入れがたいだけで、実は私が作った本を読みもせずなんとかこの世から消えてくれてないかと望んでいるだけなのを知りました。
読んでいたらしないような思い込みを持っていたからです。
彼らが上げる罪状について、私はどこから見てもセーフでした。
そしてそれは、別に、「おまわりさんにつかまらないように」気を付けていたからではありません。
なんの屈託もなく「治ってほしい」という赤心をベースに出会った人たちと本を作る。
それを読んで喜んでくれる人がいる。
それだけの話だったからです。

そして、私は気づいたのです。

なぜ彼らの批判が的外れなのか。
それは実は私は「治る」とは言っていないからです。
それに気づいたのです。

へ? と思うアンチの皆様もいるでしょうけど
花風社クラスタの中にも「え?」と思った方がいらっしゃるかもしれません。
「でもうち治ったよ?」とお思いかもしれません。

だったらよく読み直してみてください。
花風社の本は一度も「こうやれば治る」というノウハウを提供してはいないことに気づくはずです。
そしてそれは「法的リスクを避ける」ためではないのです。そんな心配は私、最初からまったくしなかった。
ただ私は「どうやったら治るのかな?」と思い続けてきただけです。
そしてその結果は、ノウハウの提供ではなかった。
そういう本づくりになっているのです。



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1 コメント

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根から健康的に治る (いぬこ)
2017-11-29 10:05:11
知ってました(^^)そういう本作りでないこと。だから読めるし、根本から健康的に治ったのです。
これは、連載の最後にコメントさせて頂きます。

と、花風社本はずっとずっと
「できたら身体に入れない」
(食事は美味しく食べる!)
と書いてるので、食品やサプリなど販売するなんてあるハズもない虚偽中の虚偽。

公立小に送り付けるという常識では考えられないテロ者のテロ文もこのくだりでした。
別会社でやってらっしゃるのかと思い、直接確認しましたが、そんなの一切無い。心底憤りました。

そんな行為をする者の「勝手な個人常識世界」は
一般常識では通じませんから。でも、それを警察に通報できるのは一般社会です。

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