治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

花風社スターターへのブックガイド

2018-10-25 11:07:10 | 日記


さて、昨日の記事に書いたようになぜ私が「役に立たない方の大久保さんの師匠が地元ではばりっばりの高機能の子に精神の手帳取らせて一生福祉漬けにする方針」だなんていうことを知っているかというと、本は全国に流通しているからです。

全国に流通しているから、47都道府県に濃い薄いはあっても読者はいる。そこから様々な情報が入ってくるわけです。

今度もなんとあまちゃん県から「どれから読めば教えてください」

というお問い合わせをいただきました。周囲ではみんなで読んでいるんだそうです。あまちゃん県も使えない支援者もいればしっかりわかってくれる支援者もいるとのこと

というわけでお返事はして早速ご注文もいただいたのですが、そのとき書き忘れた本もありますので記事にしますね。

花風社初心者の方にまず読んでいただきたい本

といえばもしかしたら

赤本かもしれません。
これは基本中の基本です。
赤本=「自閉っ子、こういう風にできてます!」です。
ベストセラーにしてロングセラーです。

それと意外と見落としてしまうのですが
「自閉っ子のための道徳入門」
子育ての方針に迷っている方
ギョーカイ系支援者が言うように本当に「ありのままでいいんだよ」でいいのかと迷っている方
これは読んでください。
まず、福祉の世界の大ベテランである横浜市の瀧澤久美子さんが「障害のある子でもきちんとしつけするかありのまま路線を歩むかの議論は昔からあった。そしてすでに勝負はついている」と明言なさっていますよ。
巻頭漫画をチラ見せしますね。







そして身体アプローチ。
黄色本こと『自閉っ子の心身をラクにしよう!』から入る人が多いですが、どっちも読んでみてお友だちには芋本こと『芋づる式に治そう!』の方を先に勧める、という方も多いです。学校の先生にも芋本推しの人は多いですね。どうしてかというと、時間軸があるからでしょうね芋本には。治るのは芋づる式だという時間軸と、四季をどう乗り切るかの時間軸と。とくにこれからの季節、芋本はとても大事です。少なくとも関東では。他の地域でもそれぞれの難しさがあるでしょうけど。私はからっからに乾く関東の苦手な冬を芋本で大分上手に乗り切れるようになりました。

けれども実は回り道なようでいて一番速いのは大原則を知ること。
「発達障害者は発達する」ということを知ること。
それを知るには
『発達障害は治りますか?』
『人間脳の根っこを育てる』
『脳みそラクラクセラピー』

がオススメです。

そして親御さんが、自分の親との問題を解決していなかったら、何をやっても効果は限られます。ので『愛着障害は治りますか?』を読んでください。

「問題行動は無視、とにかく褒めろ褒めろという今の療育でいいのか?」という疑問がある方には『自閉っ子のための道徳入門』をぜひ読んでほしいんですけど、言い忘れがちなので、ここに書いておきます。

現在のギョーカイの成り立ちについて一番手っ取り早くわかるのは

電子書籍を読む人なら
『発達障害者支援法は誰を救ったか?』がオススメ。





そして意外と近年
『発達障害、治るが勝ち!』から入ったという人も多いです。



この本には、私がなぜ「治る」という言葉をぜーったいに撤回しないか四つ理由が書いてあります。
どうしていつまでも引っ込めてくれないんだろう、と不思議でしょうがないアンチは、これを読めば彼らが引っ込めろと騒げば騒ぐほど引っ込めないのがわかるんだろうけど、まあ読まずに騒ぐ人たちだから一生わからないでしょうね。

そして最後の「この本に出てきた本たちと作った動機」も役に立ちますと喜んでいただいていますよ。

どこからでも「ぴん」ときたところから入ってください。
そこから次々読むといいです。

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2 コメント

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自閉っ子のための道徳入門おすすめです (ふうりん)
2018-10-26 12:06:46
三人の自閉っ子子育て上手なママのお話しは手軽に取り組めそうなことも多く、ちょうど小学生時代と出版年が合っていたので大変心強かったです。幼稚園ぐらいの子の親御さんにも就学に向けて心構えができるのでちょうどいいと思います。瀧澤さんのパートではまともな社会人感覚を持って支えてくれている支援者もいるんだなと感激しました。近所で参加した講演会や相談会にうんざりしてたので。妹が転んで泣きじゃくってても散らばったおもちゃの心配しかしないような出来事があるとどうしたものかと悩んで相談しても、まだ小さいからとか知的には大丈夫とか親をなだめるような返答しかなくどう育てたらいいかのヒントになるようなアドバイスがとにかく欲しかった。役に立つヒントがたくさん載っています。

著者名をみて、親のあり方をちょっと考えてみようと決心したきっかけでもあります。愛甲さんのパートで問題解決する道筋をまとめてくださっているので、コンディショニングの黄本や芋本の素晴らしさもより理解できると思います。
困り感 (miru)
2018-10-27 14:21:43
あまちゃん県の『ギョーカイ』にこれまで毒を吐いてきましたけど「本人のできる」を受け止め支援をするクラスタがいらっしゃることに同郷出身者として喜びを感じます。

発達障がいといわれる特性がある人達は、生活や社会で生きていく上での困りごとを
「困り感」
という表現の仕方をされることがよくあります。

けど「困り感」を『発達の障がい』の部分に対して“だけ”クローズアップをするから、ご本人さんの感覚や見えている世界を上手くつかみきれないし、
「やっぱり治らないんだ~」
と捉えることが多いように思います。

これってすごくもったいないことだと思います。



花風社さんの本をはじめて手にとった時の実感として、「自分だけが困り感で困っているんじゃないんだ」という希望を掴めただけでなく、『発達障がい』の部分以外の困り感、たとえば体質とか家庭環境、そもそも支援自体が囲い込みになっていないかなどもクローズアップした上で、はじめて発達障がいではなく『その人』『我が子』『自分』を理解しそして治る方向に歩み始めました。



治る、資質の開花は、発達障がいの部分以外、すなわち「その人」「自分」を含めて見ない事には実現できませんでした。
本を読めば、ニキ・リンコさんも、藤家寛子さんも、こよりさんも、真鍋さんも診断名が被っている部分がありながら全然タイプが違うということは理解できるかと思います。
だって定型発達の人でも、健常者でも、1人として同じ人はいないはずですから。

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