治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

新サイト コンセプト画像

2019-05-14 06:55:01 | 日記
新サイトをいかにオープンで安全にするか、ウェブ屋さんの提案をまず聞きました。
その上で自分の希望を述べました。
技術的には可能だということ。
そして今度は私が作りたいサイトのコンセプトを伝えます。

まずこちらで用意したドメインを伝えます。
今回、花風社ドメインではなく新しくドメインを取得しました。
それだけでもコンセプトは伝わると思うのですが、発達障害とか治る治らないとかウェブ屋さんは知りませんし知らなくてもお仕事はできます。
けれどもこちらの伝えたいことをデザインに盛り込んでもらわなくてはいけません。
二度手間になるかもしれないけど、画伯にまずコンセプト画像を描いてもらってウェブ屋さんとすりあわせしてもらうのが早いだろうと思いました。
そして画伯にお願いしました。
基本は「NEURO」の巻頭漫画です。

そしてできあがってきた二枚がこれ。





いやあ、見事に私が作りたいものを実現してくれています。
長年のつきあいってすごいな、と思います。
早速ひみつのお部屋にアップしました。

「治りたい人が治りたいと言えないのはおかしい」という意見がありました。
そうなのです。
ウェブ上には発達障害に関するデマが行き渡っています。
「一生治らない」が最たるものです。それを裏付けるエビデンスを示さないまま、「一生治らない」を押しつける人たちがいる。その中の何人かは証明もないまま専門家を名乗っている。実名でない以上、「自称」に過ぎないのですが。

でも大事な我が子に「治ってほしい」と願うことの何がいけないのでしょう?
我が子を受け止めつつ「治る子は治らなければ」と本にも書き、実際に治療法開発に莫大な寄付をしたパール・バックは愛情のない母親だったのでしょうか? 逆でしょう。
「できるのなら治ってほしい」という親心を誰に遠慮もなく発揮でき、危険のない方法を情報交換できる場所。
私が作ろうとしているのはそういう場所です。
その手がかりとなるのが、この二枚の絵かもしれません。

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