治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

発達障害、治るっきゃない!

2019-05-05 06:25:25 | 日記
さて子どもの日ですよ。
今日は皆さん思い切り遊ぶんでしょうね!
関東はお天気良さそうですね。

さて、令和二日目の記事に「とある臨床家」さんよりコメントいただきました。
貼らせていただきます。





=====

Unknown (とある臨床家)
2019-05-03 21:27:01
いつも楽しく読ませて頂いています。

心理学専攻さんのコメントを読ませていただき、思うところがありましたので投稿いたします。心理学を勉強されてることはとても尊敬します。
ですが、正直、人ひとりを責任もってみたことの無い方が、「当事者の方の為に、家族の方の為に」という志を持って十年単位で働いている浅見さんに対して、「治らない」を押し付けるのは、いかがなものかと思いました。もし心理学専攻さんの言う通り、そんな詐欺紛いの一発屋のような会社であれば、こんなに長くは続かないでしょうし、愛読者の方々もつかないでしょう。独りで起業してみればすぐに痛いほどわかると思います。
また、教科書や今までの常識からだけでなく、自分で実際にやってみて、実感があることを言い切るならまだしも、学生さんとあらば、きっとそうではないのではないですか?
決め付けた姿勢で臨床に入ることは、とても危険なことです。一番やってはいけないことだと私は肝に命じています。
専攻している心理学を本当に他者の為に生かしたいのであれば、言論の内容が正しいかどうかの前に、もっと遠くから客観的に起きている事実や自分がやっていること、その時の自分の心を見つめる必要があるのではないかなと、私は感じました。

「専攻」ということばから学生さんと推測しましたが、もしも違っていたのならば、お詫びいたします。

=====

よく花風社にたどりついた方たちが「検索しまくった」とかおっしゃいます。必死な親心。きっと検索して検索してうんと下の方に花風社の何かが引っかかるんだろうなあと思っていました。
実は私、今回新サイトを立ち上げるに当たって「発達障害 治る」とか「治そう」とか検索してみたんですけど、花風社関連わりとあっさり引っかかるのね。知らなかった(爆)。そして他に引っかかるところは療育機関だったり病院だったりするから、通わないですんでとりあえず情報手に入るという意味で本はすぐに入手しやすいかもしれません。『発達障害、治るが勝ち!』とか電子版がこのGWもよく出ているのですが、これが理由だったのか~と思いました。そしてアンチが頭から湯気出して怒ってた理由もやっとわかりましたよ。

それでも治る系の本他にもありますね。私も読んでいます。たとえば流通力のある大手が新書で出してくれるのなんかもいいですね。治りたい人に希望とオプションが与えられますからね。
それでもなんで浅見さんばかり、花風社ばかりが責められるの、とずいぶん愛読者の皆さんにもご心配かけましたが、私がその間ずっと思っていたのはこのとある臨床家さんのご指摘どおりだのことです。

大事なことだから太字にしましょう。

私は一発屋ではないから。

他の治る系の本が他の出版社の出版物のひとつとして出されているのに対し、2014年以降の花風社の本はどれも「治りますかね?」だからです。なんでかっていうと、私自身がずっとずっと「治るかなあ」「治ったらいいなあ」と考え続けているからですよ。そしてそうやって出した本の多くが版を重ねているのは事実ですから。それにツイッターにいたからね。個人名出して。「治るなんてインチキ!」派が気持ちをぶつけてきやすかったでしょうね。

それと私の根本的な信念として「発達障害、治った方がいい」と思っているから。それは事実だから。ここを譲る気はないから。それで会社がなくなったとしてもここを譲る気はないから。それくらい、自分の根本的な信念だから。

それでも治りたくない人は治らなくていい。これもずっと思っている。でもそれが理解されなくて「差別だ!」と言われるのなら、その人たちにとってはそれが差別なんでしょうから、差別だと思っていればいいんじゃない?っていう感じです。とくにツイッターやめちゃうと手軽にその気持ちをぶつけられることもないし。ここにピンポンダッシュみたいな攻撃が来ても削除すればいいだけだからね。

最近ひみつのお部屋に招き入れたロスジェネの当事者の人が面白い表現していました。「発達障害、治るが勝ち!」というか「発達障害、治るっきゃない!」だと。立派な病院で診断ついて、就労支援のプログラム受けてわかったのは行き先がしょせん低賃金労働だということ。暮らしていけないということ。だったら治るっきゃない。そのとおりですね。治る人で一般社会で働ける人はそっちの方がいい。

そう思い続けて、そういう人たちのために本を出し続けているから確かに私は一発屋ではないのです。

そしてとある臨床家さんのおっしゃるとおり

=====

ですが、正直、人ひとりを責任もってみたことの無い方が、「当事者の方の為に、家族の方の為に」という志を持って十年単位で働いている浅見さんに対して、「治らない」を押し付けるのは、いかがなものかと思いました。

=====

この「治らない」の押しつけね。
これ困りますね。
それこそ治らないというエビデンスを持ってきてもらわないと。
昨日のNHK、すごかったですね。脊髄損傷。治りたい患者と治したい医師。発達障害ではどうしてああいうことが起きないんだろう?

まあともかく、治りたい人が正面切って治りたいといえる場所ができるといいな、と思っているので、どうぞお楽しみになさっていてください。

コメント (5)