治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

理不尽を受け入れてきた人たち

2017-08-30 16:03:49 | 日記




毎年恒例の臨海学校ですが、今回は禁酒してから初めて行きました。海鮮のおいしいい地域、夜は飲むことが多かったですけど、これまでは昼にも飲んでいたビールを各種ジュース等に置き換え。中でもマンゴージュースをよく飲みました。こんな写真アップしたら「日本ではマンゴーをミキサーにかける勇気がない」とコメント戴きましたが本当にそうですよね。渥美半島では豪快にメロンをミキサーにかけたメロンジュースが美味でしたがそこそこのお値段だった気がします。日本ではマンゴーは高価な貴重品。でもあちらではオレンジジュースもパイナップルジュースもマンゴージュースも同一値段なんですよ。

そしてこよりさんのことを思い出しました。

実は先日、沖縄の山城さんの法人からうちにも立派なマンゴーを贈っていただいたのです。マンゴーの高い日本でも、行き渡っているのはほとんどが外国産。九州沖縄のマンゴーはとりわけ高級品。実際あまりのおいしさに一気に食べてしまいました。

そしてうれしかったのは、こよりさんにも届いたこと。こよりさんの言葉を引用します。

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沖縄で皆さんが「人としてまっとうに扱ってくださった」ことが 私にはカルチャーショックで、その後に過去を思い出しフラッシュバックもありましたが、大きな気づきを得ましたし、贈っていただいた立派なマンゴーからもお気持ちが伝わってきて、本当にうれしかったです。涙が出ました。

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本当にこれまで、こよりさんは理不尽を受け入れてこられたのです。そして親御さんにキャベツを拾ってこいと言われた子ども時代から、一身に介護を背負い続けた嫁いでからの四半世紀、理不尽を受け入れることこそサバイバル術でした。でもその結果、自分を理不尽に扱う人は一切許さない習慣がついている私から見ると不思議な行動があった。それが沖縄での体験。それをこよりさんは「カルチャーショック」と表現されていますが、それほど大きいギャップだったのだと思います。
そして、それをきっかけにいろいろな過去がわかり、こよりさんは「人にまっとうに大切にされるフェーズ」に入ったんだなあ、と思ったことはここでも書きました。こよりさんを無料で使いその知恵を講演や本に使いながら菓子折り一つ送ってこなかった佐々木先生とは違い、沖縄の人たちは事後まで名産品を贈るという心遣いをくださったのです。さて、どっちが人を大切にしていると思います? どっちが人を育てると思います? そういう実質をみましょうよ、皆さん。



私は「発達障害、治るが勝ち!」の中に、何度も何度も「唇かみしめ」という言葉を書きました。親御さんが唇かみしめなきゃいけない状況は絶対「違うだろ」と思うのです。「一生治りません」と言われ、唇かみしめて受け入れる。なんの変化もわが子に起きないのに、「エビデンスがあるから」と言われ、唇かみしめて犬の曲芸を続ける。そんな専門家の戯言につきあう必要はありません。SSTが必要? それは専門家でしょう。さんざん世話になっておいて菓子折り一個送ってこない。他人に郵便の転送を頼むのに切手どころかメモ一枚つけてこない。そういう人は世間が厳しい場所に見えるでしょう。なぜかというと、自分が礼儀知らずだからです。世間が厳しいのではなく、自分のお行儀が悪すぎるのです。そんな非常識な人たちに言われたことを受け入れて、わが子が治らないのを唇かみしめて我慢する。そういう無駄はやめましょうよ。

と言うことを書いた「発達障害、治るが勝ち!」がどうもリアル書店でも動きがよさそうだ、ということは海外にいても手に取るようにわかりました。やはり

治さない医療
伸ばさない療育
アリバイ的特別支援教育
飼い殺しの成人支援


というフレーズにぴんときてしまう人は多いのだと思いますね。ギョーカイのダメさに支えられて、この本は売れてます。

本もたくさん読んだし、様々に思索を深めて帰ってきました。回線があまりよくないので、ブログの更新は途中からあきらめたのですけど。いきおいで、もう一冊書くかもしれない、っていうほどたくさん思索しました。なぜ啓発に走る人と発達に向かう人がいるのか、わかってきたのです。とりあえずは、このブログにぽつぽつ書いていきますね。


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