治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

二刷り来ましたよ!

2016-07-12 10:39:43 | 日記




書店(ネットも含む)でご注文の方々、明日から発送されると思います。

お待たせいたしました!
よろしくお願いいたします!

コメント

ファミリーヒストリー その2

2016-07-12 09:58:07 | 日記





私事ですが、亡父は死後も住民税払いました。今後はもう一円も税金のお世話にならないだろうけど。住民税というのは前年度の収入に関してかかるものですから、納付書は遺族あてに来るわけです。あと、所得税の確定申告も死後四か月以内にする必要があるとのこと。これ豆知識ね。死後も税金は払うんですよ。なんでかっていうと、税金は共同体を支えるものだからです。

住民税って非課税世帯がわりと多い一方で、累進性結構すごくて、払っている人はとても払っていますね。ふるさと納税とかが大受けしているのはだからだと思いますよ。

父はその生涯で一日たりとも公人ではなかった。民間人として営利活動をし、その給与と年金やなんかで暮らしました。うちには公務員を尊敬したりうらやんだりする文化はなかった。都会はそうじゃないでしょうかね。とくにうちは祖父が公務員(教員)で、公務員が大嫌いで、絶対公務員になるなといい、今回気づいたんだけど、そのせいかどうか子どもにも孫にもただの一人も公務員がいません。公務員をうらやんでいる人もいません。女子は主婦が多いけど、その連れ合いや男子を見ていると、待遇的にも公務員より恵まれている仕事についているんじゃないかなと思います。

よんどころなく公務員になったけど働きものだった祖父はおそらくエネルギーをもてあましていたんだと思います。それでせっせと教科書書いたりして自己治療していたんでしょうね。人の何倍も働いて、羽振りがよくてお小遣いたくさんくれる人でしたよ。

まあそんなこんなで、私が「どうやら文化によっては公務員がアッパーとみなされているらしい」と知ったのは発達障害の仕事を始めて首都圏文化を相対化するようになってからなのですが(今でも首都圏しか知らない人は信じないよ)

税金で回しているくせして、その税金を生み出す営利活動への蔑視は本当に気分悪いよね。そしてとくに障害者周り、とくに発達障害近辺、営利活動蔑視によって失うものが多いよね。

もともとは「税金だから公平に分配しなくてはいけない」という至極まっとうな原則があったのだと思うのですよ。それがだんだん「ここは福祉の利権。他の人間は寄ってくるな」みたいな原理主義に知らず知らずに陥っていってわりとそれに疑問持たないのよね。

だったらそういう場所には近づかない。
私の福祉利権との付き合い方三原則は

1 たからない
2 近寄らない
3 何か頼まれたら、対等な取引

だから。

おそらく杉山先生の「出版社なんかバカにしている」っていうのもそのあたりから派生しているんだろうけど、そうやって世の中わかってない人が支援者保護者に回ってると痛いよね。

それは「世の中の仕組みがわかっていない」ということだけじゃなく

営利活動をしている人を見て「あれはいけないんだ」なんていう感情が湧いてくる人はだいたい、「誰かが生き生きと資質を開花させていくのを見るのを喜ぶ」より「自分が後ろ指さされなように規則違反になっていないか汲々とする」人だから

凸凹ちゃんがこういう大人に取り巻かれると痛いよね。
とにかく「生き方が防衛的」な人が、周りにいると特性の強い子はつらい。

私は、怠慢な人間が多い自分のいる業界が大嫌いだけどそこで人一倍仕事をした祖父
民間人として淡々と務め84歳まで納税して旅立った父
そして、男気のあるはずの岩永先生でさえギョーカイ鉄の掟に従ってワン切りしたYTの迷惑電話に毅然と対応した母

に育まれたことを誇りに思います。

岩永先生を尊敬する人は多いでしょう。私もある面尊敬している。

でも一人の大人としては、うちの母の方がきちんとしている。逃げないもん。

こういう環境だから

利権に汲々とし、でありながら営利活動を蔑視し、
でも実は自分たちもお金が大好きだからこそ、いつまでもアセスメントだけを商売にして恥じない
そんな矛盾したギョーカイ人の
「ダメさ加減」が目につくのかもしれない。

コメント