治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

新刊「自閉っ子の心身をラクにしよう!」と「遊びましょの会」(参加無料)のお知らせ

2014-08-07 12:42:30 | 日記
先日MLご登録者にはお送りしたご案内をしばらくブログトップに貼っておきます。
日々の更新は、この下をごらんください。

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 お世話になっております。花風社の浅見です。
「自閉っ子、こういう風にできてます!」を世に送り出してから10年。花風社はずっとずっと「自閉っ子の身体がなんとか楽になる方法はないか」という問題意識を持ち続けてきました。その思いが岩永先生、神田橋先生、森嶋勉さんとの出会いを連れてきてくれました。そして今年になって、すでに皆さんブログ等でもご存じのとおり、栗本啓司さんとお会いすることができました。発達障害のある方は、姿勢や睡眠や排泄に問題を抱え、それが情緒に影響を与えていることもよく見られます。身体に負担のないアプローチでその問題に解決方法を見いだしている栗本さんの実践に感心して、花風社主催でコンディショニング講座を何回か開きました。毎回すぐに満員になることから、この問題に読者の方たちの関心が高いことを再確認しました。そしてその即効性を見て、なるべく早く、できれば新しいことに取り組みやすい夏休み中に、この本を出した方がいいと思うに至りました。
 そうやってできた原稿を神田橋條治先生にお送りしたところ、推薦のお言葉をいただくことができました。「脳と身体は直結している。身体が楽になると脳が楽になる。その方法がここにある」。まさにこの本を表した言葉です。
 そして「自閉っ子の心身をラクにしよう! 睡眠・排泄・姿勢・情緒の安定を目指して今日からできること」というタイトルをつけたこの本を、なんとか8月中旬にお届けできることとなりました。本日このメールをごらんいただいてお申し込みいただければ、どこよりも早く発送可能です。新刊ご予約の方には、出来次第送料無料にてお届けいたします。お盆前に送り出したほうが物流がスムーズだと思いますので、どうぞ皆様お早めにお申し込みください。おまけは毎回好評のオリジナルポストカード二枚セットです。
 新刊と同時にお申し込みいただくと、何冊でも送料無料でお届けいたしますので、気になっていた本がある方、どうぞこの機会をご利用ください。

 目次や著者紹介、神田橋先生の推薦の言葉、浅見のコメントなどはこちらからごらんになれます。


 
浅見のブログに「この10年で出た本」というコーナーを作りました。
ご自分に役に立ちそうな本はどれか、ご参考になさってください。




☆「なんとなく遊びましょ」会のお知らせ

また、この本の発売を記念して、8月12日午後に横浜市の港北公会堂第一会議室にて「なんとなく遊びましょ」の会を開きます。会といってもきっちりしたプログラムはなく、栗本さんと私が13:30から16:30までそこにいて皆さんとお話ししたり遊んだりする、という出入り自由、参加無料のカジュアルな会です。来ていただいた方のご希望で、身体の特徴をみてもらったり、おうちでできることを教えてもらったりという会になるでしょう。遊び道具をお持ちいただいてもかまいません。ざっくばらんな会ではありますが、人数把握のため、ご参加希望の方はご一報ください。詳しいご案内をお送りいたします。新刊のご購入は、ここが一番早いかもしれません。既刊もいくつかお持ちしますが、ご希望をお伝えいただければお取り置きしておきます。

 新刊ご予約や「なんとなく遊びましょ」の会ご参加ご希望の方は返信メールにて

1 お名前
2 ご住所
3 お電話番号
4 メールアドレス
5 購入希望書籍名 冊数 あるいは 遊びましょの会参加希望

をお送りください。
追ってご連絡いたします。


書籍のご購入は、下記フォームからお申し込みいただくこともできます。

新刊「自閉っ子の心身をラクにしよう!」コーナー



好評関連書




*秋のお勉強会(9月13日)の開催決定もすでにブログで告知しておりますが、プログラムは二本立てで午前中は「愛甲さんに質問する会」、午後は栗本さんによる「集中力を高めるためのコンディショニング」を予定しております。
数日後に改めましてご案内を差し上げますのでどうぞ楽しみにお待ちください。

今後とも花風社の本をよろしくお願いいたします。

じゅじゅじゅじゅんぽうきょういく

2014-08-07 12:38:44 | 日記
先日私は、ギョーカイは遵法教育する気がないって書きましたけど
ちょうどいい文書が見つかりました。
過去の情報だし、シュレッダーしようかなとおもったんですけど
シュレッダーする前に一応撮影しておきました。

長崎で幼児を突き落として殺害した小学生にアスペルガーという診断が出たときのギョーカイメジャー、涙で綴った「私の視点」@朝日新聞です(今話題の)。

これを読む限り、遵法教育を考えていないことがわかります。
主な内容は、障害特性と事件の特異性を地裁が関連づけたことへの反論(被害者になることだってあるんだ! という紋切り型のあまり意味のない反論)と、それを報道した報道機関への抗議です(いつものとおり、社会の「知る権利」には興味なし。何しろ健常者に人権なしが信条のギョーカイですから)。

一方ニキさんは事件報道を見ていて「事情を知る者から見ると、深読みがすぎる」と言っていました。
それが「俺ルール!」のキャッチフレーズ「私たちの行動には、話せば長い浅いワケがあるんです」になったわけです。
障害特性と事件の特異性は関係あるかも。でもそれは「心の闇」なんてたいそうなもんじゃない。
どっちかというと「友だちは教室の備品」方面だと。

洗濯機を解体してしまった小学生自閉っ子もいましたね。
仕組みが知りたかったんでしょうね。
洗濯機分解されるのは大損害です。家庭的には。
でも誰も命は落とさない。

だからね、「友だちは教室の備品」方面に対策をとればいいのに、
「障害特性と事件の特異性を結びつけるのはけしからん! それを報道するのもけしからん! おかげでうちのアスペの子たちが友だちに遊んでもらえなくなったじゃないか!」なんていう「くさいものにはふた」的な対応に終始しているので、これからも事件はなくなりっこないんです。
(遊んでもらえない件ですけどね、そんなんで遊んでくれなくなる人とは遊べなくていいと思いますよ私は。)

でもね、今度の佐世保の件で加害者が発達障害じゃなかったとかなんとかいう鑑定が出たら
ギョーカイは胸をなで下ろして、そして自分たちの問題ではないような顔をして
しれっとしてまた死んだふり支援を続けるでしょう。
若者のメンタルヘルスのプロのはず。でもギョーカイに関係なければどうでもいいんです。何人死んでも。健常者の命は鴻毛のように軽い。それがギョーカイスタンダード。

そしてたま~に対策に乗り出すことがあると
「強度行動障害への対応」になるんです。それで行動分析的に対応する。それで治った人見たことありますか? あったら教えてくださいね。私は強い行動障害を治す実践家といえば、愛甲さんが施設で職員全員噛んでいた女性を二人部屋に暮らせるまで安定させたあの例を思いつきますが(「脳みそラクラクセラピー」をご参照くださいませ)、同じような惨状から本人と周囲を救った行動分析系の実践は知りません。環境調整ガーといいながら、体内環境という最大の環境を無視して犬の曲芸に終始するためになかなか事態はよくならず、薬漬けにして終わり、っていう例がほとんどじゃないでしょうか。
おまけに身体感覚アプローチでうまくいってるところに出かけていって、「エビデンスガー」とか言って、自分たちのやり方押しつけるんですよ。

そういえば昨日fbで回ってきたあやしげな?情報によると
佐世保の加害者はギョーカイメジャーの患者だったとか?
小学校六年生からSSRIのんでたとか?

YTものんでましたね、SSRI。

だとしたら神田橋先生が言うところの「三次障害」が若い女性の命を奪ったんですかね?

未確認情報ですよ。
噂として回ってきたので、噂として書いておきますね。