治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

馬烏賊の見分け方 その1

2013-03-26 09:07:23 | 日記
さて、「癒やすよりエビデンスガー」の馬烏賊系支援者について書いた記事を見て
生存報告をしてくれた人がいました。
本当にいるんだって、馬烏賊。
「コントロール群作れ」っていとも簡単に言うそうですよ。
つまり、意図的にある群の子どもの未来より、実験を優先させる研究者は本当に実在するらしいですよ。

怖いねえ。
ぶるぶる。
そういう支援者に引っかからないといいねえ。

お願いだから馬烏賊の皆さん。
発達重視の花風社の本をご愛読くださる皆様には、手をつけないでくださいませ。
おたくらにはうってつけのパートナーがいます。
そう、海老踊り集団。
我が子の発達より、再現性のある方法を見つけて親仲間に吹聴するのが大事。
だいたい発達しろなんて差別!
発達より大事なエビデンス。
そういう気の合う一群も確実に存在しますので、実験群にも統制群にもそういう人たちを使ってね。

でも心配ないみたいだ。
ある地方で、ペアレントメンターの講座やるらしいんだけど
興味持った人がいたんだけど、参加条件が厳しいんだって。
それで透けて見えたのは
「これは親を助けたいんじゃなくてなんかの実験をしたいんだな」ということ。
だから参加やめたって。
発達援助を大事にする人には
馬烏賊よけセンサーも備わっているみたいです。

皆さんの地方にも来るかもしれないから気をつけてね。
いや、もちろん実験に協力したい人は別。
どんどん協力すればいいと思う。なんかのためになるんでしょ。
馬烏賊の論文のためとか。

そう。馬烏賊に引っかからないための見分け方。
それは、癒やす職業でありながら、どっちかというと癒やすより
「社会の理解ガー」系の発言をたくさんしている人。
そういう人はそういう人できっと(私の知らない)使い道があるのだと思いますが
発達援助志向の皆さんのお役には立ちませんので

とりあえず
「社会の理解ガー」系の人は
遠巻きにしてみてた方がいいと思います。
外に向かって仲人口利くのは、黙って見ててもいいけど
(社会もそれ信じるほどバカじゃないけどね)
内側の人間が仲人口を真に受けるとダメージ大きいのでお気をつけて。
「あれは仲人口なんだ」と自分に言い聞かせておいたほうが無難です。

*それにしても、画伯が描くと猿烏賊も馬烏賊もかわいいよね。今度はこれ絵はがきにしようかしら(ウソ)。