治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

強みと弱み(ベム観察)

2013-02-03 10:26:50 | 日記
先日ベムこと宮本晋のブログを見た。
4シーズン連続インフルエンザ=人間力欠乏(?)の克服に向けて。

人間力って何か知らないけど、ベムにはないものであることは確かな気がする。
でもインフルエンザとは関係ない気がする。

って言ってたら、ちゃんとお子さんや大黒柱であるだんなさんの栄養に気を配っている自閉っ子ママたちから
「問題はカロリーメイト2本という昼食ではないか」というご意見が。

そうかも。

っていうかカロリーメイトって食べたことないんだけどさ
まあそういうもので昼食がすませるっていうことは、食に興味がないんだな、と思ってただけ。

まあとにかく、知識のある方によると
カロリーメイトで昼食すますのなら、足りないのはプロテインであり
野菜ジュースではないそうです。

いや、別にベムが昼食に何食べようと予防接種したのに4シーズン連続インフルエンザにかかろうとどうでもいいんだが

なんでこの問題を採り上げるかというと
ベムは「食養生」っていうことを激しく非難し
よそんちが食養生に励んでいてもトンデモ扱いするという出過ぎたまねをする人だからです。

何しろ猿烏賊基準では「朝食を食べよう」も言ってはいけないことらしいですよ。
よくわからん。

You are what you eat.
食べ物が身体を作るのは確かなわけで
きちんとした栄養も取らずに犬の曲芸訓練だけしていても
発達しませんよね。

っていう我々の常識が
彼らには「トンデモ」らしいです。

別に自分の信じるやり方を自分ちで実行し、その結果を引き受けるだけならうざくないんだけど、ベムの場合
よそんちにまで口出しするのがめんどくさいし

花風社に対するめちゃくちゃな攻撃を、当時うちの老いた母が見て、非常に悲しんでいたので
(ベムはバカだから、私にもまた親がいるなんて想像もつかないだろうけどね)

私は親の仇討ちもかねて、ベムはいじり続ける所存です。
ただの一言も、謝罪されてないしね。

それにさ、他の興味もある。

これだけよそんちがやってることに「あれはトンデモ」「これはトンデモ」と口出ししていた男の息子がどのような進路をたどるかも興味深い。しかも奥方はローカルギョーカイで「どこにでも顔を出す」と言われるくらい熱心な方のよう。

それと「なんちゃってEBM」の信奉者が、どう発達に成果を上げるか(上げないか)を見守るのも興味深い。
彼らが「トンデモ」と呼んでいる人々
たとえば「食生活」にきちんと注意を払っている人々、神田橋先生の本を頭ごなしに「トンデモ」扱いしないでそこから学ぼうとする人々とどう違いが出るか(あるいは出ないか)を観察するのは興味深い。

発達障害ギョーカイを離れても、このヲチは続けるかもしれないです。

しつこい?
そう、しつこさは私の欠点。

でも強みは弱みの裏にある。
これだけしつこいから、今までやってこられたんだと思うよ。

それにしてもブログにあるベムの自己紹介
「うつ病歴×年の、まるでだめなおっさんです」
これを見て私は感心しました。

「まるでだめなおっさん」
なんて正確な自己認知。
これほど自分の姿をきちんととらえている人はめったにいないと思う。
これがベムの強みだね、きっと。

ローカルギョーカイで一生懸命他人の世話をしている奥方の努力をぶっ壊すようにギョーカイメジャーやギョーカイ化外の民にケンカ売ったり

母親ならかくしておきたいような息子のエピソード写真入りでブログにのっけてしまったり

自分の妻が下痢した様子を微に入り細に入りブログにアップしたり

なんの権利もないのに他人の財布までコントロールする権利があると思い込んで「これこれ療育に金を払うのはよくない!」と息巻いて気持ち悪がられたり

それときわめつけは

自分の出したメールが警察に渡ってしまって警察と電話で話したのに「やったのは俺じゃない」とか仲間内にだけ鍵のかかったアカウントでウソの言い訳したり

どの行状を見ても「まるでだめなおっさん」であることは確かだが
ベムは少なくともそれを自分で知っている。

えらいわー。

まあ、そんなわけで、これからもベム一家は生あったかく見守っていきますが
何かあったらここでも話題にしますが
その結果地域での評判が落ちるとは限らない。
私のブログなんかに負けなければいいだけ。

それはベムが私に対して、花風社に対してやろうとしたことだから。
それでも私は負けなかったんだから。
ベム一家も地道に頑張ればいい、それだけ。

うつ病歴×年。
中には病気のせいで攻撃的になる人もいる。

「でもそれに泣き寝入りすることはないよね」とつぶやいていた方はいましたが
その通りですよ。

泣き寝入りなんかすることはない。
仕掛けてきたのはあちらなんだから。

ほんとですよ皆さん。
親の会とかで、他の親の攻撃に悩んでいる人多いでしょ?

それを知ったのも、攻撃されたおかげです。

ベムには想像つかないことだろうけど

「ああいう人、います。困ってます。気持ち悪い」っていう読者の声が
花風社にはたくさん寄せられたのですよ。

親同士のつきあいも大変なんだなあと思いました。

逆に言うと、ベムに同情的な猿烏賊たちは
それぞれの場所で、うとまれてるのかもね。