治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

エゾジカの皮をかぶったキティちゃん

2012-04-16 11:00:25 | 日記
よく聞かれるウソ(と私が思う)のひとつに

「発達障害の子にいい教育は普通の子にもいい」

ってのがある。

それまで「優れた支援者だ」と思っている相手からこれを聞くとガッカリ感がどっと押し寄せるんですけど。

それは、発達障害の人、健常の人、両方に失礼な考え方に私には思えるんですけど。

そもそも発達障害の人にとっていい教育、っていうのだって一律ではないんだし。

なんか使っている意味が違うのかな?

これを使っている人を見ると、私は次の可能性を思い浮かべる。

1 実はよくわかっていない。

でもそうでもない。素晴らしい研究・仕事をしていると思ってきた人がこう発言していると結構戸惑って、次の可能性を考える。

2 大本営発表

そのほうが都合がいいんだろうと思う。
何かを守っているんだろうと思う。
でもどう都合がいいんだろう? 何を守っているんだろう。

私にはわかりません。


突然ですが、週末北海道で過ごしました。
プライベートです。

来月も行きます。今度はお仕事です。

5月26日に私が札幌で講演するという噂があるというお問い合わせをいただきましたが
本当です。
就労支援の大物をお連れいたします。
全国で障害者支援がどうなっているか
北海道の方々にお話していただきます。

さて、今回の突然プライベート北海道旅行のお土産は
エゾジカの皮をかぶったキテイちゃんなんですが






ギョーカイメジャーはなんか被り物をしないといけないのでしょうか、立場上。
本音を言ってはいけないのかな。
だから「発達障害の子にいい教育は~」とかウソをつかないといけないのかな。
それとも本当にウソだとは思ってないのかな。

わかりませんわ。