柳瀬氏から職員が受け取った名刺も示した。

 柳瀬氏は10日に行われた衆参両院の予算委員会の参考人質疑で、学園関係者との面会は認めたものの、県や今治市の職員の出席は「記憶にない」とし、「お話しになったのはほとんど学園関係者」と説明した。

 これについて、中村知事は記者会見で、「県の信頼に関わること、極論で言えば、ウソ」と不快感を表明。県職員3人に今治市職員、学園関係者を加えた計6人が柳瀬氏と同じテーブルに着いていたと明らかにした。

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愛媛県知事が柳瀬発言に反論していますね。

極論で言えばウソをついていると。

極論?

嘘か真かと言えばウソだと?

 

柳瀬氏は2015年4月の面会でほとんど学園関係者が話したと。

殆ど?

殆どという事は8、9割が学園関係者で、1、2割が県と今治市職員という事?

議事録はないですよね。

面会ぐらいで記録はしないのでしょうか。

面会での全会話を忠実に記録していない限り、どんな話があったのかわかりません。

録音とか録画とか。

国会での速記みたいな。

記録者の印象や思い込みで脳内変換してメモするかもわかりませんしねえ。

 

中村知事は売られた喧嘩は買う、みたいな方なんでしょうか。

部下を全面的に信頼しているのでしょうがこれ以上問題を大きくしてもらいたくないです。

また左翼野党は過去の議事録や公的文書を精査すべきではないですか。

 

柳瀬氏と県職員の面会を野党は問題にしていますが、県議会議事録は見ているのでしょうか。

当ブログでも1か月前に紹介しています。

嘘を付いた、誤魔化した、記憶違い・・・・。国会審議の在り方。

記事中の愛媛県議会の議事録を再度紹介しますと

第333回(平成25年9月)定例会
提出議案【議員提出の部】
獣医師養成系大学の設置に関する規制緩和を求める意見書

獣医師養成系大学については、現在、全国16大学930人の定員となっており、そのうち、西日本には国公立大学165人(17.7%)しか定員がなく、殊に、四国には1つも獣医学部がない状況である。

また、本県をはじめ四国各県において、食の安全確保・人獣共通感染症及び家畜伝染病の防疫対策への適切な対応を行う上で重要な役割を担う、地方自治体勤務獣医師や産業動物診療獣医師の不足が顕著となっており、これは、獣医師養成機関の偏在が一因とも考えられている。

これらの状況にも関わらず、文部科学省告示で収容定員が増となる大学等の設置は認めないこととされており、獣医学部(科)は、これまで約50年も新設されていない。

このような中、平成21年6月には、四国知事会において、四国圏域に大学獣医学部が設置できるよう入学定員の規制の一部解除の措置を講ずることなどを柱とした「獣医師の確保対策に関する緊急要望」を行うとともに、愛媛県においても、標記規制緩和を最重点項目に位置付け、要望を続けているところであり、また、愛媛県と今治市は、獣医師養成系大学の偏在を是正するためには、地域を限定して立地を認めることが有効であるとして、平成19年から12回にわたり共同で構造改革特区提案も続け、問題提起を行っているものの、いまだ実現には至っていない。

四国圏域における大学獣医学部の設置は、獣医師の地域偏在の是正、畜産振興や新たな産学官連携関連業種の集積促進の誘引、新産業・新事業の創出による地域の活性化、四国地域における教育の機会均等の確保が図れるとして、地元の期待は大きく、県獣医師会からも強い要望がなされている。

よって、国においては、獣医師の養成に係る大学等の設置又は収容定員増を抑制する文部科学省告示について、規制緩和を行い、愛媛県における大学獣医学部の優先設置を認めることを強く要望する。

以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

平成25年10月8日

愛媛県議会

提出先

衆議院議長 

参議院議長 

内閣総理大臣 

総務大臣 

文部科学大臣 

農林水産大臣 

内閣官房長官

この議事録からわかる通り、11年前(福田政権)から獣医学部設置を政府に働き掛けています。

これでも京都産業大や新潟県よりも愛媛県今治市が優遇されたと言えますか?

京都府や京都産業大はここまで獣医学部設置を切実に考え、何度も関係省庁に足を運びましたか。

また新潟市は4年前から動き出していますが、獣医学部というより農業に重点を置いていました。

※新潟市は2014年12月12日に第三回新潟市国家戦略特区推進協議会を

 2015年3月31日に第四回国家戦略特区推進協議会を 開催。

 その後第五回以降は獣医学部については議題になく、

 2015年6月9日に国家戦略特別区域会議(第3回目)を開催。

  この時、獣医学部の新設を断念した事が分かります。

      議事次第(PDF形式:43KB)別ウインドウで開きます
      配布資料
      記者会見要旨(PDF形式:83KB)別ウインドウで開きます
      議事要旨(PDF形式:203KB)別ウインドウで開きます

 

これでも加計学園は特別扱いされたと言うのでしょうか。

国会議員なら重箱の隅を穿るように些末な事を問題にしないで、

正当かどうか、違法かどうかで判断すべきです。

 

専門的知識もない一般市民もネットのお陰である程度の事がわかります。

それに対して国会議員は専門家ではないですか。

ワイドショーレベルの議論を国会でするのは止めてもらいたいです。

時間を無駄にしないでもらいたいです。