運不運はたいてい交互にやってくるのでいたずらに一喜一憂し
ないこと、また「運も天下の回りもの」いずれいい運が自分の
ところに回ってくることを信じて待ちに徹するように自分自身
生きて来た。
運がいい時運が悪い時というのは程度の差はあっても誰にでも
あること、ただ運がいいと思った時はあまり調子にのらず感謝
する、逆に運が悪いと思った時はやけにならずじっと我慢する、
ひたすら待つ。
そもそも思いどうりにいかないのが人生、実際思いどうりに生
きられる人なんてほとんどいないような気がする、みんなどこ
かで妥協しながら今を生きている、だから運不運に左右させず
に自分に与えられた条件のなかで一所懸命生きることが大切と
いうのが76歳の実感である。