花歩る木

山と旅がすきです

高尾山 (123)

2010-12-03 19:23:58 | 山歩き

12月1日高尾山へ、そろそろ鬼女ランがはじける頃、
     気になりますので、様子を見に行ってきました。

   
   稲荷山コースを登りました。       10分ほどの所にお稲荷さんがあります。
                            このコースの名前の由来でしょう。

  
   展望台から。           ↑西武ドームは見つけやすい。

   
   まだ充分紅葉が楽しめます。

   
   ミヤマシキミ                                ヤブコウジ
   実がおいしそうに見えても食べちゃダメ。             別名 「十両」
   ミヤマシキミの実は猛毒です。


    
   クロモジの 円いのが花芽、真ん中が葉の芽


   落葉した木は、木肌で判断できると・・・いいですよね。
  
   
   クヌギの木肌                 コナラの木肌

  キジョラン
   ランの名前がついていますが、ラン類ではなく、
   ガガイモ科の常緑の多年生のつる植物です。
   アサギマダラという美しい蝶の食草でもあります。
   高尾山には、つる、葉はよく見ますが実はだんだん見られなくなりました。
  
  
   今年の鬼女ラン  少々貧弱ですね~

  
   実にならなかった花の残り

  
    
   一昨年の鬼女ラン  実が割れ、冠毛を持った種子が 飛ぶ。
   和名はこの姿を鬼女が髪を乱しての様子にたとえたものです。

   
   昨夜のようなはげしい雨、風にあうとたちどころに冠毛は飛んで
   鬼女ランを見る、写真を撮る楽しみは奪われてしまいます。
   ちょっと早めに様子を見に行って良かったワ~
   


富岡製糸場

2010-12-03 07:19:58 | 

11月29日富岡製糸場を見学しました。

   爽やかな朝を迎えました。
   軽井沢 のホテルから、道草をしながら富岡へ向かう事にしました。 
 
   
   6時半頃、車のフロントガラスも     屋根も 厚い霜に覆われていました。

  
   ホテルの窓から見た噴煙を上げる浅間山 

  
   ドライブ途中で見た浅間山

  
   とある公園で見た池に写った浅間山。 池には薄氷が張っていました。

  
   国道18号を170回ほどカーブして、旧碓氷線のめがね橋に出ました。


 富岡製糸場   見学料 500円+駐車料400円
            ボランティアによるガイドツアーに参加できました。
       
   

   明治5年(1872)、絹産業が盛んだった群馬に、富岡製糸場が誕生しました。
   昭和62年に操業停止するまで115年間「生糸の輸出と品質向上」に寄与しました。
   日本の工業化は、製糸から始まったのです。

  
  東繭倉庫  明治5年建築
   建物の構造は、木材の骨組みの間にレンガを積み並べる工法
   「木骨レンガ造」が使われました。使用されたレンガは、日本の瓦職人が
   甘楽町に窯を築いて作り、目地には石灰で作られた漆喰を使いました。
   1階は事務所、2階に乾燥させた繭を貯蔵していました。 

    
  「フランス積み」というレンガの積み方     錦絵 「上州富岡製糸場」

      
   技術伝習生として15~25歳の若い娘が募集され、新技術習得後
   それぞれの地元で指導者として活躍しました。
   工女時代の回想録 「富岡日記」 を書いた 横田英。

         当初、工女募集をしても、予定通りの人数が集まらなかったのは、
         富岡製糸場に入場すると 「外国人に生き血をとられる」 という
         デマがながれていたからです。フランス人指導者達が好んで飲む
         ワインを生き血と思い込んだという話があります。

   
   繰糸場   明治5年建築
   建物内部には柱のない広い空間が保たれています。
   よい生糸を大量に生産できる器械製糸の技術を全国に
   広めるという役割を果たしていました。

   今までの世界遺産は古い城や寺が多いのですが、
   富岡製糸場は日本の文明開化の先駆けとなった絹産業の
   遺産群を世界遺産暫定リストへ追加記載されています。
   「目指せ! 世界遺産」 と富岡は頑張っていますが、
   ちょっとインパクトが弱いんじゃないかな~
   と私は感じましたけど・・・・。            ゴメンナサイ