12月4日映画 「武士の家計簿」 を見てきました。
かなり前から、評判を聞いていましたが、久しぶりに中高年に分かりやすい、
あたたかい映画が見られるゾ・・・と初日の最初の回に出かけました。
“刀ではなく、そろばんで、家族を守った侍”の異色時代劇。
by NHKTV
幕末の加賀藩、前田家に仕えた猪山家。
どんな困難に遭おうとも、家族でしっかりと支えあい、家芸であるそろばんで
生き抜いていく一家の姿は、先行きの見えない現代を生きる私たちへの
“生きるヒント” になるんじゃないでしょうか?
家財道具を処分し、借金の返済に充てることを決断し、
家族一丸となって倹約生活を実行していく猪山家の人々。
「貧乏と思えばつらいですが、工夫だと思えば楽しい」・・・とお駒(仲間由紀恵)
「子供の顔をまっすぐに見られる親でありたい」・・・と直之(堺雅人)
“そろばんバカ”と呼ばれた下級武士が、妻に支えられながら一家、
そして藩の財政を切り盛りしていく姿を描いた、心温まる物語です。
「徹子の部屋」に出演した原作者の磯田道夫さん。
10何年か前に15万円で買った古文書(168年前の家計簿)を
まとめたものを 森田芳光監督がストーリーのない原作からふくらませて
映画化したんだそうです。
プライドや体面にとらわれない「生きる知恵」と「本当の豊かさ」を
私たちに教えてくれる映画でした。
豪華キャストでした。家族のあたたかさ、チャンバラのない安心感。
久しぶりに友達に薦められる映画でしたが、
帰り道、良くも悪くも余韻が残らない映画だったな~・・・とそんな感じもしました。