花歩る木

山と旅がすきです

西穂独標 2

2010-10-04 17:59:39 | 山歩き
 10月1日 西穂山荘から独標(2701m)へ

   1時過ぎ いったんチェックインして、不要な荷物をデポして、
   独標を目指しました。登りコースタイム1時間半の「一般コース」と
   言われていますが、独標の岩場がどんなコワサなのか?
   高所恐怖症の私はず~っと心配でなりませんでした。

  
   登りはじめの岩と岩の道

  
   30分で丸山(2452m)に到着。笠ヶ岳がどっしりと構えている。

  
  奥穂高連峰がくっきりと遠望できた。

  
  東に霞沢岳(2646m) その麓は上高地、梓川。赤い屋根は帝国ホテル

  
  真ん中の台形は独標、左のとんがりはピラミッドピーク。いよいよ近づいてきた。  
  
  下りてきた人に何度も聞きました。  「怖くなかったですか?」
  「ゆっくり落ち着いて行けば大丈夫ですよ」 「岩はしっかりしてますから下を見ないで」
  又 ある人は「独標までなら誰でもいけますよ」       じゃ~やってみるか?

  
  登る               3時 山頂、誰もいなかったので大声で「ばんざ~い」。
                    あっという間にガスで展望は望めず。

    
   鎖場で  ダイコンソウの紅葉        下りる 

  
  
  
       ガスが押し寄せてきた。笠ヶ岳はず~っと道づれ


  
   真っ赤にうれたナナカマドの実が西穂山荘の周りにいっぱい。


   独標の先、ピラミッドピークまで行く人、もっと先の「西穂高岳」へ行く人は
   ベテランの人のみ。もっともっと先、縦走して奥穂高岳まで行く人もいるんです。
   逆に槍、奥穂高から回ってきた人に4人も会いました。
   「怖かった、2度といきたくない」そうですが、あの人たちじわじわと喜びが
   沸いてきて、きっと一生の勲章にするでしょうね。    オメデトウ!  

   
   11年前に山荘まで登って、天気がよくないからと独標へ
   行くのを止められました。次ぎの日は焼岳へ縦走出来ましたが、
   やっと今回独標への思いが叶えらてうれしかったです。

   西穂はお天気に恵まれれば、展望のすばらしいさは半端ではないですよ。
   

西穂独標 1

2010-10-04 17:57:41 | 山歩き
  10月1日(金) 西穂独標(2701m)へ行って来ました。

   穂高と名のつく山で、唯一3000mを切る西穂高岳は、
   穂高連峰の中でも最もアプローチしやすい山として知られています。
   岐阜県側の新穂高温泉からロープウエイを利用して、割りと簡単に
   観光客も穂高連峰のすばらしい展望を楽しむことが出来ます。

   朝5時半に夫の運転で東京の家を出て、松本、安房峠(通行料タダ)、
   平湯温泉、新穂高温泉の鍋平駐車場に着いたのが10時半。
   観光客にまじり、2階立てのロープウエイで2143mの西穂高口まで
   7分で上昇します。車窓からは360度の絶景が楽しめました。

  
            ↑  東側に鋭くとがった槍ヶ岳と穂高連峰

  
      南には北ア唯一の活火山 焼岳(2455m)

  
       西穂高連峰

  
     西側に 笠ヶ岳(2898m)

   あまりの絶景にもうここで胸が一杯になってしまいました。

       
   
   播隆上人 笠ヶ岳への登山道を開き、              登山道入り口
   槍ヶ岳に初登頂したお坊さん。

   千石尾根の登山道が始まると、樹林越しに
   西穂の稜線や笠ヶ岳の雄姿が見えてきます。
   シラビソ、コメツガに代わってダケカンバが多くなり
   黄色く色ずいた稜線の上に西穂山荘が見え出しました。

  
   西穂山荘が見えてきた。

  
   1時間半歩いて、森林限界をこえたところに西穂山荘(2340m)
   があります。丸太造りの立派な外観。通年営業しているアルプスの中では
   数少ない山小屋です。1泊2食つきで9000円。お風呂なし。