花歩る木

山と旅がすきです

国立新美術館

2009-12-11 16:11:10 | 美術館

12月7日 国立新美術館の「The ハプスブルグ」展をみてきました。



9月25日から12月14日まで開催されているのに、
最後のぎりぎりにアワテテいってきました。
朝一でいっても、やっぱり思った通りの人人。
会場は時間がたつにつれますます混雑してきました。


地下道の広告です。
ベラスケスの画いたスペインの王女マルガリータ(左) と弟(右)

「ベラスケスもヂューラーもルーベンスも、我が家の宮廷画家でした」・・・
というんだから驚いた。
徳川幕府265年、ロシア・ロマノフ王朝300年、
それ以上に中欧のハプスブルグ家は650年の強大な帝国を築き、
豪華絢爛の宮廷文化を花ひらかせていたのです。

「戦争は他の者にまかせておくがいい、・・・・汝は結婚すべし!」
という家訓とおり、政略結婚によって領土を広げていきました。
マリア・テレジア、皇帝フランツ・ヨーゼフとエリザベート皇妃・・・。
魅力あふれる人物の華やかな物語にいろどられる一族です。

  
シシイの愛称で親しまれたエリザベート     11歳の女帝マリア・テレジア
                                       NHKテレビより

 マリア・テレジアは16人の子供を産み、有能な君主であり、
国母とうやまわれました。
 シシイは何といっても美貌、スター性、悲劇的な最期・・・
によって中欧のみならず、この日本でも大変な人気があり、
ハプスブルグの「華」でした。
生涯ウエスト50センチをキープしたそうで、その努力に驚かされます。

中欧を歩けばその至る所に、クリーム色の宮殿や
一族に因んだ地名、ゆかりの物に出会いました。
まさにヨーロッパの原点を作った華麗なる一族ですね。
お土産は「シシイチョコ」と「モーツアルトチョコ」ばかりでした。

展覧会は「ハプスブルグ家の肖像画」のほかに、
「スペイン絵画」「ドイツ絵画」「オランダ絵画」とあり、
特別出品で明治天皇が贈った「風俗、花鳥図画帖 2帖」
が里帰りして展覧されていました。


ショップで宝塚のスター2人をお見かけしました。
星組の次回作、「ハプスブルクの宝剣」に出るひとでしょうか?
私はショップで「ハプスブルグ家の女たち」という本と
「旅行読売」12月号を買いました。(440円) この付録がお得。
 「THE ハプスブルグ」というDVDです。

高島政宏さんのガイドでしたので、出来たら2度回ってみたかったん
ですがつかれました。もっと、静かに見たい・・・ですね。