志賀高原の花トレッキング(2)
6日、朝、窓を開けると真っ白な霧の世界。
2400mのこのヒュッテからsunset,sunriseをみたかったのに叶わず。
スキー客の多いこのヒュッテは「日本一高いところのパンやさん」
として有名。50年の歴史があります。
1泊2食12000円だけど、この日の客は我ら夫婦2人のみ。
お風呂もありますよ。焼きたてのぽかぽかパンが食べ放題でしたよ。
帰りに菓子パン2個、お土産にもらいました。
ヒュッテの回りには種から植えた高山植物がよく育っていました。
コマクサ、ボタンキンバイ、黒ユリ、チョウノスケソウ、ウスユキソウ等
時に心がけの悪い人がいて、悲しくなる事がある、
と世話をしていたおばさんが言っていました。
エーデルワイス
ボタンキンバイ(利尻岳にあった)
朝食後、霧の横手山から、東館山へ。
発哺温泉からゴンドラリフトに乗って東館山高山植物園へ行きました。
10年程前岩菅山へ行ったときニッコウキスゲの咲き誇る
この植物園を通ったのです。是非もう一度来たいと思っていた所です。
山頂駅周辺に広がる植物園には、約500種の高山植物が植えられています。
コバイケイソウ、コマクサ、ハクサンボウフウ、ニッコウキスゲ
ヒオウギアヤメ、ゴゼンタチバナ、ミツガシワ、等
山頂のニッコウキスゲはまだ蕾でした。
コマクサ
ミツガシワ
コバイケイソウ
ハクサンボウフウ
オオタカネバラ
ツマトリソウ
園内には、志賀高原に滞在して創作活動をした
三好達治の詩碑がありました。
雪
太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。
次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。
碑の右手にゴゼンタチバナガが咲いていました。
その横にオオヤマレンゲの沢山の蕾が咲き始める一歩手前でした。
志賀高原の花トレッキング (1)
7月4,5,6日、空模様にびくびくしながらも
何とか雨に降られずトレッキングを楽しみました。
4日、野地平(やちだいらー群馬県)
100名山・四阿山(あずまやさん)の足元に広がる
湿原(標高1600~1700m)で、パルコール嬬恋スキー場の奥に位置し
山と渓谷6月号に「花と展望の高原」と紹介されていました。
行かなきゃ!行ける場所だし!まだレンゲツツジが見られるかも。
広々とした静かな草原でした。土曜日だというのに貸切でした。
ちょっとアクセスがややこしいのかな?
惜しむらくはレンゲツツジが1週間おそかったです。
四阿山はのっぺりしてみえる
5日、芳ヶ平(よしがたいら)往復
白根駐車場からゆっくりピストンで3時間。
湯釜の右をゆるゆるくだっていきます。
芳ヶ平は大小30個ほどの地塘が散りばめられた高層湿原で、
木道で一周します。ワタスゲ、ヒオウギアヤメなどが、
途中の登山道にはアカモノがこぼれて咲いていました。
白い岩と砂の白根山からは想像もできない湿原地帯でした。
満開のアカモノ
白根駐車場の国道の向こうに弓池があります。
ここは誰でも車をおりてすぐ散策出来ます。
ワタスゲが沢山さいていました。
この日、本白根山は「コマクサ祭り」だったそうです。
横手山頂ヒュッテ(標高2400m)に泊まりました。