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京の一枚

京都 紅葉100シリーズ  みごとな紅葉蓮華寺 NO.74


若狭街道から細い参道へ。


大きな寺院ではなく、住宅街の中にひっそりと佇んでいますが知る人ぞ知る紅葉の名所ですよ。




山門をくぐると、もうみごとな紅葉。


とくに石川丈山作の池泉回遊式の庭は見ものです。




極楽浄土を意匠として造られていて、舟石と呼ばれる船に見立てた石も配置されていたりと面白い造りになっています。




高野川の水を引き込んだ池にも木々の色が映え、庭一面が秋の色に染まっています。


高野川の清流から成った池に映る紅葉が見事。




雪月花三名園の一つに数えられる、比叡山を借景とする墨絵のような庭園。


比叡の峰に積もった雪と、枯山水の庭覆い尽くした雪景色との融合はひときわ美しい。


応仁の乱で荒廃した寺を、加賀藩家老の今枝近義が祖父重直の菩提のため、寛文2[1662]年にこの地に再興した。


仁和寺の境内の横に隣接してある。


真言宗御室派の別格本山。


当時は広沢池の奥の院として栄えたこともある。


現代は五智山蓮華寺として静かに時を刻む。




本堂の前には、木食上人但称が彫ったと言われる石造五智如来が座している。


大きな石造仏で、阿?・宝生・大日・阿弥陀・不空成就と並んでいる。


7月土用の丑の日には、病気平?を祈願するきゅうり封じ、五智不動尊に祈願した事による。




疫病は退散したので、きゅうりに名前・年齢・病名を書いて祈祷してもらう。


きゅうりは持ち帰り、自宅で患部を何故ながら祈ると直ると言われている。








書院から見た庭




本堂の前にある池泉観賞式庭園といわれ、高野川の流れを引き込んでいる。


船石・亀島・鶴石・二期の蓮華寺型石灯龍と背景の山をいかした浄土式の庭で、作庭は石川丈山によると伝わる。


境内には桜の種類が多く、桜の開花時期に訪れたい。


蓮華寺石灯龍[6角形急勾配の笠をつけた石灯龍で、茶人の間で有名、鐘楼には黄檗2世庵禅師銘のある銅鐘がかかっている。]


今枝近義が造営した天台宗の寺。


高野川の清流を引いた池泉庭は石川丈山作と伝わり、豊潤な池が書院のすぐ手前に広がる造りに贅が感じられる。





ここではまず、書院の奥から建物を額縁に見立てて庭を眺めてみたい。


切り取られた空間いっぱいにカエデが植えられており、秋は一斉に色づく風景が水面に映り美しい。




主な紅葉樹種はモミジ、イチョウです。


全体の本数はわかりませんが、境内の各所にモミジがあります。







アクセス


JR京都駅より京都バス大原行40分、上橋より徒歩すぐ


営業時間 : 9時~17時


予約 : 要/団体


休業日 : 年中無休


入場料 : 拝観料400円


料金 : 中学生以下の団体は拝観不可


駐車場 : あり(無料)10台


詳しくは:℡075-781-3494










きゅうり封じとは


弘法大師様が、一切衆生の病苦、悪業の根を断ち切って、病苦を和らげ、業病、難病からのがれ、丈夫で長生きし、安楽に往生できるようにとその願を込めて五智不動尊を、創祀せられ きゅうり封じの秘法を残されました。                                    
きゅうり封じを、行うには、まずお寺の入り口できゅうりを人数分いただいてください。


お名前、数え年齢、お願い事をお書きになって、係りのものにお申し付けください。


代金は、きゅうり一本につき1000円です。


引き換え札をお持ちになって本堂でお待ちくだされば、お加持が済みましたきゅうりをいただけます。


きゅうりはお持ち帰りになって、3日間朝晩痛いところ悪いところを ご真言を唱えながらきゅうりでさすって 4日目の朝 人の踏まない正常な土に埋めるか川に流してください。 




紅葉の状況


11月下旬から12月上旬が見頃。


※写真は全て過去のものです。

























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