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京の一枚

京都 紅葉100シリーズ  隠れ紅葉の長楽寺優雅どすぇ NO.29


平家物語ゆかりの寺として知られている「長楽寺」。


八坂神社の近くにあるので、祇園の散策に便利です。


円山公園を東方へと行くと、少しずつ高台になっている情緒溢れる「長楽寺」の参道に出ます。


東山は三十六峰あり、その全てに名前が付けられています。


真ん中の一番高い山がこの長楽寺山。


頂上は将軍塚で、今では夜景のスポットとしても人気があります。


参道をゆっくり歩いて行くと、段々と心が浄化されていくようです。



延暦24年(805)桓武天皇の勅命によって伝教大師最澄を開基として創建されたと伝える。



はじめは天台宗であったが、室町時代の初期に国阿上人(こくあしょうにん)が中興してから時宗に改められた。





本尊に十一面観世音立像をまつり洛陽33霊場の一つである。


一条天皇の時(987~1011)に巨勢広高が当寺で地獄変相の壁画を描いたことが今昔物語にみえており、文治元年(1185)安徳天皇の生母建礼門院が僧印誓(いんぜい)について剃髪されたところでもある。


また法然上人の弟子隆寛がここに住み念仏をひろめたが、当時これを長樂寺流とよんで名高かった。(以上、駒札より)



祇園町の賑わいから僅か徒歩5分あまりで、街の雑踏を忘れさせてくれる円山公園の少し奥に、静寂さが漂う「長楽寺」がございます。


古来より「洛中随一絶景の霊地」として文人墨客に、その景勝を愛でられ、文に詩に歌によく詠われ、古くは「今昔物語」、西行法師(当寺に入て修行)の「山家集」「平家物語」など、平安時代より有名な古典に数多く記されております。




また長楽寺山は三十六峰の中心にあたり、山頂には将軍(坂上田村麻呂)塚を祀り、都の人々に崇められてきました。



江戸時代の有名な文人、頼山陽が「京の四季」で、当寺のしぐれの紅葉を詠い、遺言により当山に葬られております。




そして今も尚、史跡名勝として四季折々に美しい風情が楽しめ、特に秋の紅葉は京の隠れるたる名所として知られております。


どうぞ心静かにご参拝ください。








■住所 京都市東山区八坂鳥居前東入円山町626


■電話番号 075-561-0589


■アクセス


バス停 市バス 祇園バス停


最寄り駅 京阪 祇園四条駅


■駐車場 無し※近くに有料駐車場有り


■休日 木曜日


■拝観時間 9時~17時


■拝観料 一般500円・中学生以下250円


■長楽寺HP http://www.age.ne.jp/x/chouraku/


※写真は全て過去のものです。



























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