らーめんみやび＠伏見区深草西浦町：とりとんらーめん【しお】

前日に引き続き午後から京都市内で研修。移動の間に間に、かねてから気になっていつつも今まで訪れたことのなかったココに赴いてみた。

券売機には京都ラーメン部のステッカーが。お店にいた時には気づかなかった。それにしてもシンプルなメニューだこと。とりとんの【しお】か【しょうゆ】か、さもなくば「たんたんめん」か、の三択。

とりあえず今回は「とりとん【しお】」と「ごはん」で注文。

厨房内に、製麺機。このほか、カウンター席の背後にもこれから麺になっていくであろう小麦粉の袋やなんやらかんやらがおいてあって、喧伝はせずとも自家製麺で頑張っていることをさりげなく感じさせる。

ほどなくしてできあがってきた「とりとんらーめん【しお】」。スープを意図的に泡立たせて提供するアワアワ系なのねココ。

泡立たせることで、スープ表面に、ホイップクリームとまではいかないけれど、仕事をした分の、ふわっと感じが纏いつく。それはそれでいい。アワアワ系であろうがなかろうが大事だと思うのはスープそのものの味。アワアワは、食べ進むうちにそれ相応に消えていく。どこの店とは書かないが、以前訪れた京都府内の某店でスープの最初がアワアワなのはいいけれど食べ進むうちにスープそのものの薄っぺらさが露呈してしまうのになんとも羊頭狗肉な印象を受けたことがあった。それはさておきココのアワアワはそんなみみっちさを感じさせることなく最後までスープの旨味を堪能することができた。途中で迎える玉ねぎのシャクシャク感もいいアクセント。自家製の麺は白っぽい色合いが独特。コシはしっかり、啜り込んでよし。麺そのもののテクスチュアを楽しめるし、スープと絡んでまた美味い。出されてきた時アワアワの上に浮かぶ豚のレアチャーシューはやがてスープの熱でそのレア感は変化していくが、このチャーシューも開店当初の頃からかなりバージョンアップしている様子を、すでに食べに行かれた先達たちの記録から見ることができる。また、豚のレアのみならず鶏チャーシューも付いていて、淡白なその味わいも一杯のラーメンを楽しむあいだに華を添えてくれる。【しお】がコレなら、【しょうゆ】はどうなのか？をまた訪れて味わってみたい。また、「たんたんめん」もソレはソレで気になる。
それにしても、このところの師団街道〜近鉄伏見駅〜京阪中書島あたりの界隈って、一乗寺に負けず劣らず充実してきてる感。

 

 

らーめん みやび （ラーメン / 深草駅、藤森駅、くいな橋駅）
昼総合点★★★★☆ 4.0