秋は、どうしても赤や黄色の紅葉に目が行ってしまいホロホロと涙を流す、、、
なんてことないか、もうおいちゃん歳だからね、そんな多情多恨、どっかに置き忘れてしまっちゃった。
でも、紫も頑張っておりますよ。
先日の「物言わぬははらふくるるわざ」の鶴屋吉信のお菓子も萩でしたね、、、紫。
トップの紫露草も、とうぜん「名にし負わば」しかたなく紫を着ておりますし、
狐の孫は足元で群になって紫の小さな花を咲かせています。
この辺ではまだ見ておりませんが、沢桔梗なんて私好みの可愛い子。
紫式部、小紫式部の実も艶々の紫、、、
こちらだって、ちょっと紫。冠は紫だけど、装束は他人の葉っぱを借りておりますな~ そっちが立派に見える?
紫って高貴な色なんですよね、冠位でも、十二階ある位の中の一番上の大徳には(一部に赤とか錦の時がありましたけど)基本は紫の色があてはめられている。
そんじょそこらの下々の草々が使える色ではなかったのですよ。
政府と言うのは、褒美に使うお金や土地がなくなると、冠位だら、爵位だらってのを乱発する。冠位十二階も制定されてから80年ちょぼちょぼのうちに四十八にまで増えちゃったんです。政府にすればただだもんね、それでありがたがる馬鹿がいれば、こんなに安いものないし。
もっとも、貰った当人も、そんなの馬鹿馬鹿しいと思っていても、他の人への箔がつくなんて思っていたりして。
でも実は、他の人もただ口先で「凄いね~」って言っているだけで、喜んでいるかもしれない貰った人を馬鹿にしていたりして。
まあ、こんなの世の常ですけどね。
ほんと人間の世界ってよく分からない。
冠位十二階、、、
蛇の足の、私事ですけど、
ある国から叙勲を受けたんです。慣いとして叙勲を受ける人には前もって知らせないということだったんで、授かるまで知らなかったんです。
受けるとき「こんなもんより、お金か休みでください」って言いそうになったのを必死で抑えておりました。
うちの偉い人が、「一番偉い人の代わりとして、、、、」なんて、何百の人の前でくれたんですから、顔をつぶすことできませんよね。
このころは流石の天邪鬼のおいちゃんでもまだ多少、正常だったんですね~
まあ、そんなことはどうでも、、、
連れずれなるままに野の紫を眺めておりますが、いや、どうしてどうして、秋には紫がよく似合う、、でございますことよ。
ほんのちょっとした色の違い、周りの光や色でとても下品になることもありますし、
でも、ほんとうは綺麗な色なのですけどね。
勲章?
さて、どっかへ仕舞ったのですけど、どこへしまったのか、見当たりません。
まあ、あっても、別にそれからお金が出てくることも、可愛い子が顔を出すこともないし、、、、
あそこの隣の国からも功労賞みたいなものをもらったのですけど、どこに行ったか分からなくなりました。名前も分からないので、大使館に聞きましたけど記録がないって、、、、 へんなとこ。
おいちゃん、叙勲を受けていたのですね。すごい!勲章はちゃんとしまってありますか?