読売新聞4月9日(土)14時27分
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『東京電力福島第一原子力発電所の放射能漏れ事故で、福島県内の小中学校などが屋外での体育の授業や部活動などに問題がないか頭を悩ませている。 県内では一部を除き、小中学校の校庭で高い放射線量は検出されていないが、田畑で高い値が出た地域などでは「国が基準を示してくれなければ身動きがとれない」との声が上がる。 「屋外で体育の授業をしても大丈夫か」「雨が降っても通学に差し支えがないか」。福島県本宮市にはこんな問い合わせが相次いでいる。 同市内の水田では土壌1キロ・グラム当たり4984ベクレルの放射性セシウムが検出されている。政府が8日に発表したコメの作付け制限(5000ベクレル超)に近いレベルに、保護者たちの間には、子供たちが砂ぼこりとともに放射性物質を吸い込むことへの不安が募る。同市幼保学校課の渡辺豊和課長は「屋外活動についての国や県からの指示がないので、相談があっても答えようがない」と困惑する。』
各学校の体育館は、避難所に使われ使えないところも有りますので、仮設住宅が出来るまで今回の場合は仕方が無いと思います。各学校での大気の放射線物質飛沫量を測定し分析して行くしか対処の方法はないのではないでしょうか。雨の日は、屋外での体育は中止ですから、問題は無いと思いますが。放射線の研究者に、安全基準の指針を公表して貰う必要が有ると思います。戦後大国が、原爆の実験を行う度に雨に濡れないようにとずっと言われて来ましたが、最近は気象庁が言わなくなったのも不思議です。過度に用心するのも考え物ですが、被災地での悪質なデマや風評が流れ、健康への影響が大きく吹聴されても困ります。福島県と文部科学省、厚生労働省が協力してしばらく大気中の放射線物質の分析と測定調査を実施し公表して行くべきです。
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