教育カウンセラーの独り言

今起こっている日本の教育の諸問題と受験競争の低年齢化している実態を見据えます。

「国際資格の小学校」児童募るも… 認可なし、閉鎖状態

2017年02月25日 14時26分30秒 | 受験・学校・学問

 

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閉鎖状態になっている「Our Kids International Pre―School and Kindergarten」=埼玉県川越市松江町1丁目

(朝日新聞)『埼玉県川越市の民間幼児教育施設が、国際認定資格を取得できる小学校を今春併設するなどとうたって未就学児を募集しながら、今月から閉鎖状態になっていることがわかった。実際には小学校設置の認可などは得ておらず、入学金や学費を払った保護者らは近く、県警に詐欺容疑で被害届を出すという。施設は「Our Kids International Pre―School and Kindergarten」。2014年9月に開設され、さいたま市や川越市の約30人の未就学児が通っていた。実質的経営者の東儀(とうぎ)正人氏や保護者らによると、施設は「(日本人向けの)インターナショナルスクールの小学校を開設する」「(国際的な大学入学資格につながる)ACSIのディプロマ(資格)を取得できる」「(海外の大学入学資格が得られる教育プログラムの)国際バカロレアより優れたプログラム」などと宣伝して子どもを募集。だが、県や文部科学省などによると、学校設置認可の申請はしておらず、国際資格を付与できる認定校でもなかった。複数の保護者によると、入園料約10万円のほか、学費など年間約100万円を払ったという。既に小学校の入学金約110万円を払った親もいた。東儀氏は取材に「先に小学校を開いてから私学設置の認可申請などをするつもりだった。自己破産する予定で、金は返せない」と話している。』

小学校用地の確保と校舎、運動場や体育館建築が必要で、短期間に許可が下りて国際認定資格を取得できる小学校を開設出来るとはとても思いません。国際認定資格が取れると言っても入学後六年後では有りませんか。

教育成果と言うものは、会社で営業マンが売り上げを上げるのとは訳が違いますし、すぐに結果が出ないのが教育の常識です。現実は、魔法では有りません。

 


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